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2009.10.23
 志賀直哉 「清兵衛と瓢箪」
過去の放送はこちら:

小学生から見た大人の無理解を 小説の神様が描き出す
*あらすじ

主人公は12歳の小学生、清兵衛。清兵衛の趣味は、瓢箪であり、毎日瓢箪のことばかり考え、瓢箪を磨き、ずっと眺め続けている。しかし父はそんな清兵衛の趣味を快く思っていなかった。そして平凡なものばかり集める清兵衛に対し、父はもっと奇抜な瓢箪を集めろと言い、馬琴の瓢箪をほめる。対して清兵衛は馬琴の瓢箪はおもしろくないと反論し、父は怒るのであった。

ある日、清兵衛は見慣れない場所に瓢箪が20ほど吊り下げられているのを見つけ、その中に彼にとっては震えるほどの瓢箪を発見。その瓢箪を10銭(現代価格で200円)で購入する。そして清兵衛は、その瓢箪に夢中になり、学校に持って行って修身の授業中にまで磨いていたために、ついには担任の教員に見つかり、取り上げられてしまった。さらに教員が、家へ注意をしに来たため父は激怒。清兵衛を殴って瓢箪を一つ残らず、工具で割ってしまうのだった。その後、教員が取り上げた瓢箪は、校務員の手に移り、校務員は骨董屋に持ち込んだ。最終的にその瓢箪は校務員の給与四ヶ月分にあたる50円で買い取られた。さらに骨董屋は、その瓢箪をとある豪家に600円(現代価格で300万円)で売ったのだったが、そのことを知る者は誰もいない。

瓢箪を全て割られた清兵衛。今は絵を描くことに熱中しているが、そろそろ父は、絵にも小言を言い出してきている。

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