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し、人の話を聞いてないし、自分の世界に入りこんで何も手伝わないし…。トーマはけっこう温厚なヤツだと思うんですけれど、それでもブチ切れるシーンがあったでしょ。まあ、それはヘルガなりにしかたなかったんだな〜と、今になればわかるんですが。当時は“このお!”と思っていました。“話しかけてるんだから『うん』くらい言え”みたいな(笑) 」
−−返事くらいして欲しいですよね。では、ヘルガ役の河原木志穂さんとのコンビネーションは?
「はい、仲良くやっています! 最初、ヘルガが全然しゃべんなくてトーマがワ〜ッとしゃべっていたんですけれど。このあいだ、ギリシア惑星の話になったので、トーマは出番が無かったんです。でも別役で私はスタジオにいて、志穂ちゃんはお当番みたいな感じで、一人三役でたくさんしゃべって大変だったんですね。『大変だね』って言ったら、『皆川さん、最近楽してませんか?』『あなた…最初ねえ、そっちが楽してたでしょ』って(笑)」
−−大変さは、持ち回りですよねえ。今までの中で、特にお好きなシーンはありますか?
「アメディオが出てきたシーンです。『母をたずねて三千里』に出てきたあの白いサルのアメディオ。製作が日本アニメーションさんだから、出せるんですね〜(他にも、名作アニメのいろんなキャラクターやアイテムが、さり気なく登場しているらしい)。『アメディオっていうんだ!』ってセリフを言った時、ものすごくうれしかったですね。話の筋には何の関係もないんですけれど。
トーマとしては、お母さんとのやりとりが好きです。本当に普通の家庭の少年とお母さんていう感じで。日常っぽい感じがいい」
−−暖かくて健康的な雰囲気が漂っていますよね。では、お母さん役の甲斐田ゆきさんとのやりとりはいかがですか?
「仲良くやってます。ゆきちゃんは、お母ちゃん役をやりながらゲルタ博士役もやっているんだけれど、時々ふたり同時に出てきたりして、大変そうです。まったく違う役をやり分けるのならいいけれど、ああいう妙齢の女性二人をひとりでやり分けるのは、あっぱれです、ゆきちゃん」
−−トーマのセリフで特にお好きなセリフはありますか?
「トーマは全体的に口が悪くてやりやすいんです。私は自然に巻き舌になっちゃうんだけれど、巻き舌になっても注意されない役なのでうれしいです。トーマはやんちゃな感じなので巻き舌でもいいのみたいです(笑)
好きなセリフ…いつも明るくて元気なトーマが、キリッと『ヘルガを助けてやりたいんだ!』って言った時は、ちょっとカッコ良いなあと思いました」
−−河原木さんは『お願い、トーマ』というセリフがお好きだそうですが、言われた時はどんな気持ちに?
「志穂ちゃん…(笑)。その時、私はトーマになりきっているので『うん、わかった』って思います。あとから皆川純子に戻って考えると“お願いされたらトーマが断れないのを知っていて使ってるな”って(笑)。三蔵法師と悟空みたいなものですね。魔性のオンナです、ヘルガは(笑)」
−−この作品全体の魅力については、どう思いますか?
「私のつたない言葉じゃ伝えきれないんです。めちゃめちゃ面白いんですよ。原作がないから、私たちも先の展開が読めない。だから台本をもらったらすぐに読んで“どうなったんだ、あれどうなったんだ〜”って。すごく先の展開が楽しみです。
詰め込みすぎると飽和状態になっちゃう可能性も普通はあるのに、この作品はいろんな要素がつまっていても、見続けているとよくわかるんですよ。謎は常にありますが…。暖かい家庭の描写あり、ベフォールの子供たちの哀愁あり、さらにSF的な要素もあり。神秘的な転生もので、冒険もので、愛もある…いろいろ詰め込んであるのに、それがちゃんと一個一個きわだって“魅せる”作品に仕上がっていると思います」
−−最後に、これからの抱負とメッセージをお願いします。
「役者陣にとってもこれからの展開が楽しみ。ここまで“来週が待ち遠しい!”と思える作品も珍しいです。いろんな要素がつまったこの作品、どこかなつかしさを感じさせつつ新しさもあるので、おすすめです。ぜひ見てください!」
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