ごきげんよう。皆様。わたくし、5月23日に九段会館で開かれたイベント『マリア様がみてる〜山百合会に何かご用?〜』に行ってまいりました。

ご出演になった方々は次の通り。植田佳奈さま(福沢祐巳役)、伊藤美紀さま(小笠原祥子役)、能登麻美子さま(藤堂志摩子役)、池澤春菜さま(島津由乃役)、伊藤静さま(支倉令役)、生天目仁美さま(鳥居江利子役)、篠原恵美さま(水野蓉子役)、豊口めぐみさま(佐藤聖役)。皆さま、マイクと一緒に薔薇の花をお持ちになり、ロザリオを身につけていらして…。とてもお美しゅうございましたわ。


イベントプログラムの最初は“質問コーナー”。「現在の役以外で誰を演じてみたいか」という質問に、伊藤美紀さんは「聖ちゃんみたいな中性的な役をやってみたい。今まであまりやったことのない役柄だから」。豊口さんは「志摩子役。おっとり可憐な女の子…私の中で一番考えられないタイプだから、あえてやってみたいな」。池澤さんは「令ちゃんをやって、由乃に溺れてみたい」等など。

そのうち、ひょんなことから“志摩子モノマネ大会”になってしまった。「ゆ…祐巳さん」と端から順に志摩子の口調をモノマネ。会場は大いにわいた。

ほかに「ロザリオの授受は、どういう時にどこで行ない たいか」という質問に、伊藤美紀さんは「マリア様ならぬ 大仏の前」と爆笑発言。「山百合会の皆さまはお美しいけ れど、何か秘訣があるのですか」という質問には、能登さ んと池澤さんという“コラーゲン仲間”の存在が明らかに された。

続いて、ビデオ上映による“アフレコ現場レポート”。レポーターは佐藤利奈さんと甲斐田裕子さん。ふたりはそれぞれ写真部の武嶋蔦子役と新聞部の築山三奈子役を演じていて、レポートをするには最適&最強のコンビ。そのふたりが『マリア様がみてる』のスタジオの扉を開けると…なんとお茶会が開かれていた。リリアン女学園の優雅な薔薇の館のように。

紅茶とケーキと山のようなお菓子。「よく差し入れが入るのよ」「私たちがカワイイからね〜(笑)」とジョークが飛びかい、和気あいあい。出演者のあいだでは“お菓子当番”も決まっている。植田さんがお菓子当番の日、家を出るやいなや雨の中でコケて、せっかくのお菓子をバラまいてしまった。そして“どうしよう?”とみんなにメールしたら、“大丈夫よ”と暖かい返信が返ってきたとか。


そして、いよいよ“生アフレコ・コーナー”。「祥子のスール宣言」「祐巳と祥子の出会い」「バレンタイン企画決定」など、おなじみの名場面のアフレコが舞台上で繰り広げられた。キャラクターの名前の書かれたクジを引いて、自分の役以外を演じてみるというチャレンジ・アフレコも…。さすがプロの声優さん。クジで決まった役も即興でこなし、ちゃんとステキなドラマになっていた。

面白かったのは、主役のふたりが入れ替わるアフレコ。伊藤美紀さんが祥子の声のまま祐巳役を、植田さんが祐巳の声のまま祥子役を演じたのだ。ふたりの電話のシーンで「もしもし、小笠原さんのお宅ですか?」と恥ずかしそうに言う祐巳の絵に、凛々しい祥子の声でセリフがあてられ、「祐巳なの?」と祥子の絵に、可愛い祐巳の声でセリフがあてられて…なんとも妙でおかしい。

さらに“もしもリリアン女学園が関西にあったら”アフレコも。伊藤さんと植田さんが「祐巳と祥子の出会い」を関西弁バージョンで演じた。「マリアさんのお庭に集う乙女たちが、腹ん中はともかく、表向きは天使のような…。元気だけが取り柄のウチのことですさかい、たまには走ってやろて思ってまいますがな…ここは乙女の園やねん」と祐巳。「よ〜よ〜、そこの嬢ちゃん。ちょっと待ちいな。何キョロキョロしとんねん。呼んだんはワシで、呼ばれたんはオマエや…タイが曲がってるやないけ…マリちゃんが見とるで」と祥子。

アフレコの妙技を堪能していると、キンコ〜ン、カンコ〜ンとチャイムが鳴った。
そして感動と爆笑のうちに、イベントは終了したのであった。ごきげんよう。


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©今野緒雪/集英社・山百合会