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※出演者の肩書き・役職名は放送当時のものです。
2009年5月18日放送
今、日本のものづくりに必要なのは “喧嘩力” だ
ゲスト
工業デザイナー
川崎和男(かわさき・かずお)氏
去年、アメリカ大統領選挙で注目された共和党の副大統領候補、サラ・ペイリン。彼女のかけていた眼鏡は、「アメリカ国民は、彼女の目でなく、その眼鏡を見ている」と言われるほど、非常に注目を集めた。その“ペイリン眼鏡”をデザインしたのが、工業デザイナーの川崎和男氏だ。
国内外のデザイン賞を最も多く受賞した日本デザイン界の重鎮。グッドデザイン賞の審査委員長も務めた。タワシから原子力発電機、人工心臓までありとあらゆるものをデザインしてきた。28歳の時の交通事故で車椅子生活になった川崎だが、彼が自分のためにデザインした車椅子はMoMA(ニューヨーク近代美術館)に永久収蔵されている。
国際的に活躍しながら川崎は、地方のメーカーと協力して商品開発も手掛ける。川崎の地元・福井県の伝統工芸「越前打刃物」と共に包丁をデザインして販売。廃れかけていた伝統の技をよみがえらせた。石川県のメーカー「ナナオ」はパソコンモニターや薄型テレビのデザインを川崎に依頼し、その売り上げを150億円から900億円に伸ばした。
妥協を許さないその仕事ぶりから、人呼んで 「デザイン界の喧嘩師」。「デザイナーはわがままであると同時に、我を通す喧嘩師でなければならない」。
喧嘩師デザイナーが吠える!「オンリーワン? そんなのは、ナンバーワンになれない言い訳に過ぎない!今、ものづくりの国に必要なのはデザイン力だ!」。
《ゲストプロフィール》
1949年 福井県生まれ 60歳
金沢美術工芸大学を卒業後、東芝に入社
オーディオ機器のデザイン等を担当
1978年 酔っ払い運転の車に衝突され、脊椎損傷で車イスに
東芝を退社
川崎和男デザイン室を設立
1981年 デザインスタジオを地元の福井に移転
1996年 名古屋市立大学芸術工学部教授に就任
1999年 医学博士号を取得
2001年 グッドデザイン賞審査委員長 (~2003年)
2006年 名古屋市立大学大学院 名誉教授に就任
大阪大学大学院教授に就任