地球VOCE
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第51回 4月22日(金)放送
「イスラエル医療団がやってきた!」
 
今週は、東日本大震災で大津波に飲み込まれた町、宮城県南三陸町から。

先月、イスラエルから総勢 およそ60名の医療団が来日しました。
彼らはこれまでにも様々な被災地に出動してきた、世界トップクラスの医療技術を持つチームで、水や食料をたずさえ、南三陸町に駆けつけてくれました。
滞在期間はおよそ2週間。津波により医療機関をすべて失ってしまったこの町で活動します。 「我々は、災害や戦争などでの厳しい状況の中での医療活動を数多く経験しています。そんな我々の経験が今回、少しでも役立てばと思いやってきました。」と、イスラエルの医師。彼らは、医療器具を失ったこの町にレントゲン撮影や血液検査、手術を行なう機器などを、母国から運び入れました。

しかし、治療活動の前に心配されたことがありました。…それは、言葉や文化の壁。
そこで、参加した日本人医師には患者の不安や心配を取り除くという大きな役割が課せられました。 「イスラエル国旗が立っていることで、日本の患者にとって外国的な発想を与えてしまいますが、僕らが支え、日本の病院と同じだと説明すれば、患者さんも安心してくれます。専門科の先生は英語ですが、引き継げば、医学的に素晴らしい治療を患者に提供できるんです」と、日本コーディネーター医師の甲斐さん。
本来日本の医師免許がない場合、他国の医師免許を持っていても日本で医療行為をすることはできませんが、イスラエルの医師と日本人医師のチームワークが活動の鍵になり、今回特別に認められました。「文化的な違い、医療の考え方の違い、日本にない薬がある等の違いを調整して、患者さんが良い医療を受けられるようコーディネーションしました。」と、甲斐さん。「コーディネートをしてくれた日本人医師には本当に助けられました。彼らのおかげで患者たちが安心して治療を受けることができたのだと思います。」と、イスラエルの看護師。

イスラエルと日本、医師と患者…。それぞれの連携で診察した患者数は212人。イスラエル医療団は、無事およそ2週間の活動を終えて、4月11日に帰国しました。
イスラエルからたくさんの専門的な医療器具を持ってきて下さり、献身的に働いてくれる彼ら。
そこには世界共通な医療に携わる方々の崇高な人道精神と誇りを感じます。
『私たちは、世界と共にある』
地球VOCE
テレビ東京