地球VOCE
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第58回 6月10日(金)放送
「テクノロジーを途上国へ!」
 
今回は、世界の海を越えた「テクノロジー発明者」「遠く離れた途上国のNGO」「必要な資金を寄付したいという世界中の人々」という、3者をつなぐ三角ネットワークを作りだした、NPO法人コペルニクの代表 中村俊裕さんにお会いしました。

中村さんは“途上国向けのテクノロジー”を普及させる事業を行っています。
「途上国向けのテクノロジーとは、エネルギー・環境、水・衛生、農業、保健といった典型的な問題を解決するようなものの事です」と、中村さん。

そんな製品の一つが、南アフリカで開発された大量の水を少ない力で運ぶ「Qドラム」。 途上国では、遠く離れた井戸からの水運びは子供や女性たちの仕事のため、学校に行けない子供も大勢います。 「一日に必要な水40リットルを持ってくるのに、4キロの道を4往復して10リットルずつ運んでいたので、一度に50リットル運べるものを作ったんです」と中村さん。
見せてくれたのはタイヤのような形に紐を通して運べる「Qドラム」。 藤原紀香さんも実際に動かしてみて「全然負荷を感じません!!すごいです」と、驚きました。

他にも、アイデアを生かした様々な製品を見せてもらいました。 「こちらは、自分で度数を調節できるメガネです。レンズに入るオイルの量を変えることで、度数が変わります。
その他、太陽光パネルで充電するソーラーランタンなど、コペルニクでは、途上国ですぐに役立つテクノロジーを提案しています」と、中村さん。

国連で途上国での仕事に10年近く携わった経験が、コペルニクを立ち上げるきっかけとなったという中村さん。
貧困問題はすごく大きく、今まで以上に効率的なやり方しないと解決できないと思い、あたりを見ると、家庭レベルでの生活向上をさせるようなテクノロジーが出てきたそうです。

そこでコペルニクでは、途上国の人々に役立つテクノロジーを解説しながら、ウェブでその企画に賛同した人の寄付を募り、企画実現に充分な資金が集まったら製品を発送する、という仕組みを作ったのですが、日本からの製品提案が無かったため、国内からのアイデア募集企画を開始しました。
「今後日本が途上国向けのものづくりをする一つのきっかけになればと思い、日本でこういうことに興味がある人を集めて、東ティモールに行ってもらいました」
「より途上国向けの技術・産業自体が成熟して、途上国の人にも適切なものが届く仕組みを作っていきたいんです」と、中村さん。

ウェブをフル活用して寄付や投資を集め、途上国の貧しい人々の自立と発展への希望につなげる。
使い手の立場に立ったモノづくりが息づく日本に、中村さんのような方がいらっしゃるなんて、応援したくなります。
『私たちは、世界と共にある』
地球VOCE
テレビ東京