地球VOCE
トップページバックナンバー出演者情報音楽情報特別ショット昨年の地球VOCE
第61回 7月1日(金)放送
「日本の『駅前開発』を学びたい!」
 
今回は、国際協力機構・JICAが行なっている技術協力をご紹介するため、東京・渋谷区にあるJICA東京を訪れました。JICAは全国で年間約8000名の研修員を受け入れ、公共事業、情報通信、保健医療などいろんな分野で技術研修を行っています。

数ある研修のひとつが、「都市整備」コース。
都市整備とは、都市を発展させるための最先端技術とノウハウが結集したもので、土地の利用の仕方を整理し、駅前の交通の流れを改善することで、街の発展を導きます。
この都市整備は現在大人気のコース。実際に都市の視察も行われています。
「事業と自然環境との調和が印象的でした」と、越谷レイクタウンの視察を行った海外研修員。

途上国でも行われている都市開発ですが、計画がないまま、いきなり住民が立ち退きを迫られたり、新しい住民と深刻な対立が起きるケースが数多くあるそうです。
そこで、彼らは誰もが満足できる街づくりを行うため、日本ではどのように元々の住民の権利を保護しているのか、そこにかかわる行政、法律を学んでいます。

研修に参加しているのは、国の期待を背負ったエリート公務員たち。
「都市開発の中でも区画整理というものを学びに来ました。ガーナでは都市の問題がとても多いのです」と、現在研修中のフランシスさん。
1か月半の研修で、彼らは区画整理や土地接収に関する法律だけでなく、建築基準、土木や交通の理論、環境行政を学びます。
「この研修を受けた人が、帰国後に日本の土地区画整理制度をブラジルにどのように導入するかという政策提案書をまとめました」と、JICAの小柳さんが見せてくれたのは、研修員が書いた本。今では中南米中で参考にされ、英語にも翻訳されました。

「帰国したら、ここで学んだ区画整理の手法を生かして国の発展に役立ちたいです。まずは試験的なプロジェクトに取り組みたいと思っています」
「来てよかった。アイラブジャパン」と、笑顔のフランシスさん。

ここには、世界各国からの『学びたい』という思いがいっぱい集まっていました。
日本人にとって当然のような技術・ノウハウが途上国のさらなる発展に役立てば、こんなにうれしいことはありません。
『私たちは、世界と共にある』
地球VOCE
テレビ東京