地球VOCE
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第62回 7月8日(金)放送
「東ティモールの人々に命の水を・・・」
 
今週からは、2002年に独立した東ティモールからお伝えします。
東ティモールでは、人口106万人のうち、半数以上の人が清潔な水にアクセスできずにいると言います。首都ディリでも、水道の普及率はおよそ3分の1と、インフラ設備はとても十分とは言えません。

「大雨のあとは、水道の水がひどく汚れたり、1週間も水が出ないことがあるんです」と、女性住民。
安全な水の供給には様々な問題があり、この国の大統領も心を痛めていました。
「人々への水の供給問題は、いま非常に深刻で、政府は、この問題を優先課題としています。 努力はしていますが、まだ十分な成果を上げることが出来ておりません」と、ラモス・ホルタ大統領。

日本政府は東ティモールの要望に応え、独立直後から、水供給事業への支援を実施してきました。 藤原紀香さんが訪れたのは、ベモス-ディリ給水施設緊急改修計画の工事現場。 丁度、ラジオ体操が行われていました。
工事を担当するのは、大日本土木株式会社。地元の人々を雇用し地域経済の活性化にも配慮しました。

現場の阿南正典さんが案内してくれた場所には、むき出した水道管。
「ここから7kmにわたって、露出したり、壊れかかっているんです」と、阿南さん。 以前からあった水道管は、むき出しのために豪雨や土砂崩れなどでダメージを受けやすく、人々はたびたびの断水に苦しむそうですが、維持管理が出来る人材が居ないため、そのままの状態だったそうです。
そのため、日本政府は新たに水道管の補修工事にも着手しています。

次に案内してもらったのは浄水施設。水道管により運ばれてきた水が送られてます。
「施設自体は日本から持ってきて、こちらで組み立てました」と、阿南さん。
日本製の浄水場ですが、水質管理は、東ティモールの人々が実施。 JICAの技術協力プロジェクトで日本での研修を受けた技術者が働いているのです。
「日本のおかげで、水道からの水も飲めるようになったんです」と現地の男性技術者。

少しずつ改善を見せている、首都ディリの水道設備。 近い将来、多くの住民が安定的に清潔な水の供給を受けられるようになるかもしれません。
「すべての住民にきれいな水がいっているわけではないですから、これからもこういう事業を通じて、住民にきれいな水が届けられればいいかなと思っています。」と、阿南さん。

清潔な水は何より大切です。こうした工事が広がれば、人々の安心・安全な暮らしにつながります。
『私たちは、世界と共にある』
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テレビ東京