地球VOCE
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第63回 7月15日(金)放送
「未来につながるコーヒー生産」
 
2002年5月、独立を果たした東ティモールでは、国民の大半が農業に従事し、多くの農家の生活は苦しい状況です。
しかし、いま、それを改善するために、農家への技術指導がおこなわれています。

今回訪れたのは、首都ディリから車で、3時間のところにあるレテフォホ。
標高1400mにある山岳地帯で、コーヒーの栽培が盛んです。
ここで生産者への支援をおこなっているのが、ピースウィンズ・ジャパンの吉永栄一さん。「こちらで2003年から生活安定のための技術指導を開始していまして、その作業の最中です」と吉永さん。

コーヒーが主要産業の東ティモールでは、長年、コーヒーの実は1kg 20セントという安い値段で買いたたかれ、 農民の年収はわずか百ドル。食べていくにも困るほどでした。
そこでピースウィンズ・ジャパンでは、生産者たちに機材を提供し、加工技術をおしえることにしたのです。
コーヒーの実を、より製品に近い形で出荷することで、1kg 当たりの価格は3ドル25セントまで上がり、 いまでは、計画的な生産が行えるように帳簿づけも始められています。

吉永さんが気にかけているのは、彼らに品質意識を持ってもらうこと。
「摘み取ったチェリー(コーヒーの実)には緑色のものがあるので、赤いものと選別し、品質のいいものだけを選り分けるんです」と、吉永さん。
これまでなかった品質意識を芽生えさせ、より高品質のコーヒーを目指します。

子どもたちも一生懸命。
わずか35世帯で始まったこのプロジェクトも、いまでは10倍以上の388世帯にまで広がり、年間売り上げが、1000ドルをこえる農家がでるなど、暮らしにも変化がでてきました。

9人の子どもたちを、学校にいかせることが出来たと喜ぶのは、生産者のテレーザさん。
子供たちの未来への期待が大きな生甲斐となっていました。
「私の夢は、すべての子どもたちに十分な教育を与えること。そして将来、この子たちがこの国に役立つ人材になってほしいんです」とテレーザさん。
日本からの支援が子どもたちの未来の可能性を大きく広げています。

コーヒーの実から果肉を取り除くお手伝いをした藤原紀香さんに 「一生懸命働いたから、コーヒーを飲んでいってださい!」と、コーヒーが振る舞われました。
コーヒーの香りと子どもたちの笑顔。おいしさが引き立ちます。
『私たちは、世界と共にある』
地球VOCE
テレビ東京