地球VOCE
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第67回 8月12日(金)放送
「日本の地雷除去技術で安全な村を」
 
今週は、日本を代表する建設機械メーカー、コマツが開発した、対人地雷除去機が活躍する海外での取り組みをご紹介します。

今も世界中に数多く残されている地雷。
内戦が終わった現在でも多くの犠牲が出ています。

この地雷の除去を支援しているのがJMAS(ジェイマス)の松尾さんです。
「世界中にはまだ何千万個の対人地雷が残っています。カンボジアでは600万個埋設したと 言われていて、500万個以上が残っているんです」と、松尾さん。
JMASとは、陸上自衛隊OBが中心となり、地雷処理を支援するNGOです。
自衛隊で武器の整備や不発弾処理などを担当していた松尾さんは、現地の人たちに地雷処理の技術を指導していました。

紀香さんも、人力作業の装備を試着し金属探知機を持って、対人地雷を探す装備を体験してみました。「うー右腕が重い…。こんなふうに命のリスクも感じながらやるのは大変ですね」と、紀香さん。

そこで、コマツが日本政府の助成を受けて開発したのが、手作業の50倍の能力で地雷除去の効率化に大きく貢献できる新兵器!
「前のローター部分で地面を破砕しながら地雷を除去するので、ほとんど土地が安全になっていくんです」と、コマツ開発担当の柳楽さん。

JMASは、2006年から日本政府の支援を受けてカンボジアで地雷を除去してきましたが、こうして2008年にコマツとJMASによる「安全な村づくりプロジェクト」が始まったのです。
このプロジェクトは、地雷除去をした後、インフラ整備までも行なうという画期的なものでした。
コマツは地雷除去機の提供に加え、学校や道路など生活インフラの建設もサポートしています。
「地雷除去で“安全”にするだけではまだ足りません。一番大事なのは道路なので、安全だけでなく、安心な村を目指してやっているんです」と、松尾さん。
インフラ整備が終わった村では、住民に土地が割り当てられ、彼らの新たな生活が始まろうとしています。

地雷を除去したら終わりではなく、地域の復興まで支援するこのプロジェクト。
そこに大きな価値と意味があると思います。 人々の不安を取り除き、安全・安心という種を植えているんですね。
『私たちは、世界と共にある』
地球VOCE
テレビ東京