地球VOCE
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第81回 11月18日(金)放送
紛争孤児たちに希望と自立を!

 
今週は再び南スーダンから。
6年前に内戦が終わり、人々は平穏な暮らしを取り戻しつつありますが、首都ジュバでは、石鹸や歯磨き粉などの雑貨が賑やかに売られている片隅に、路上で生活をするストリートチルドレンの姿がありました。彼らの多くは内戦で両親を失ったこどもたち。 ジュバ市内だけで8000人以上にものぼります。

こうした生活から彼らが抜け出せるよう支援しているのが、NPO・JCCPの日野愛子さん。 独立後に公用語が英語に変わり、言葉が子どもたちの自立の障害となっているため、英語教室を開催していました。
「子どもたちのほとんどが英語を話せないので、少しずつ身の回りの単語を覚えていけるようなセッションを開始したんです」と日野さん。

「ルーさんも手伝ってくれよ!」と現地のスタッフに声をかけられたルーさん。「英語はボディーランゲージだ!」と、ジェスチャーをしながら、子どもたちに英単語を教えました。
彼らに接してわかったのは、誰もが、この生活から一刻も早く抜け出したいと願っているということ。「私は両親を失いました。仕事をしてお金が欲しい。そうじゃないとこのまま路上生活なんです」と、涙を流しながら訴える子も居ました。
こうした子どもたちを助けるため、日野さんは職業訓練を実施。
市内のレストランには、技術を身につけ、働き始めた若者がいました。
3か月前までは路上生活を送る毎日だった、22歳のエリアス君。今は、日野さんたちが用意した住まいで新たな一歩を踏み出しています。

住まいを案内してもらうと、こぎれいに保たれた部屋の中で靴磨きをしていました。
「これは日野さんからもらった靴なんだ。清潔にすれば、職場で褒められるからね」と、エリアス君。
彼は、ささやかな暮らしの中で、将来への希望を抱き始め、 「おかげで立ち直ることが出来ました。いつか幸せな家庭をもちたいと思っています」と、夢を話してくれました。

この国の未来を担う若者たちが夢を抱くことができれば、この国の成長に少しずつつながると思います。
『私たちは、世界と共にある』
地球VOCE
テレビ東京