地球VOCE
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第85回 12月16日(金)放送
ラジオ外国語放送から始まる 「開かれた復興」

 
今週は、復興に向けて歩む国際都市・仙台から。
仙台では、共に暮らす外国人に向けた動きも始まっており、仙台城跡の近くにある仙台国際センターでは、ここに住む外国人の支援事業などが行なわれています。

7月から新しく始めた取り組みが、外国人のためのラジオ番組。収録中の地元FM局で、ラジオ番組を運営する高平さんを伺いました。
収録中のスタジオには二人のDJ。「今日は中国語の収録です。翻訳、収録、編集も、ボランティアの彼女たちだけで行なっているんです」と、高平さん。
番組には、仙台に住む様々な国の人達がボランティアで参加し、季節の話題から仙台市発表の生活情報までを、6か国語で放送しています。

このラジオが始まったきっかけは、東日本大震災。 そのとき、仙台市で暮らすおよそ1万人の外国人も情報を必要としていました。
震災直後からボランティアを集め、仙台市が発信する情報を様々な言語に翻訳。ホームページやラジオで伝え続けましたが、活動を終えて、ひとつの課題が見つかりました。
「外国人たちは、もともとラジオを聴く習慣がないので、日ごろから外国語で情報を伝える習慣を持ってもらうために、レギュラー放送を始めたんです」と、高平さん。

スタジオで収録を行っていたのは、ヨウヨウさんとハンセイさん。
DJをやっていた二人の手元には、書き込みが沢山ある原稿がありました。
仙台に暮らす外国人のためのこの番組。紀香さんも、少しだけ出演させてもらいました。

活動のきっかけを尋ねると、 「地震が怖かったので、他の人も私と同じように考えてるかなと。できるだけ自分の力を使って仙台の友達に何かした方がいいと考えている」と、ヨウさん。
「今まで仙台で過ごしてきていろんな人に助けてもらったので、今度は自分の番。仙台のためにできることがあったら…」と、ハンさん。

彼女たちのような留学生を含め、数多くの外国人が住む国際都市、仙台。 国際会議の開催にも熱心です。
高平さんは、この放送を通じ、外国人が安心して暮らせる街づくりを目指しています。
「その外国人たちが自分の国に帰って仙台のことを伝えて頂き、外国人に仙台に来てもらいたいと思っています」と高平さん。
震災をきっかけにして始まった新たな取り組み。 その視線は、仙台が復興を遂げ、さらに世界に開かれた街になる日を見つめていました。
『私たちは、世界と共にある』
地球VOCE
テレビ東京