地球VOCE
トップページバックナンバー出演者情報音楽情報特別ショット昨年の地球VOCE

第89回 1月13日(金)放送
津波被害を乗り越えて

 
インド洋に浮かぶ島国スリランカ。2009年、長年続いた内戦が終わり、貧しかったこの国もようやく発展へのスタートを切ることができました。日本は長い間、スリランカの自立を支援してきました。今週からは、スリランカからお伝えします。

"光り輝く島"という意味をもつスリランカ。その自然の豊かさから「インド洋の真珠」とも呼ばれています。古くから貿易都市として栄えた、スリランカ南部のゴール地方には、16世紀にポルトガル人たちが築いた砦があり、世界遺産にも登録されています。

しかし、2004年12月スマトラ沖地震による大津波が襲いかかりました。町には当時の爪痕が生々しく残され、7年たった今でも、津波の恐怖は人々の心に鮮明に残っています。 「様々なものを飲み込む波を見て、全てが終わったと感じました」と、女性住民。 「町のほとんどが被害を受けたけれど、多くの国が支えてくれたんです」と、男性住民。

この津波では日本政府も多くの支援を実施。その一つの、ある学校を訪れました。
地域から、学校をどうにかしてほしいという強い要望があり、日本が建てることになったというこの学校。 以前は海岸近くにあったため、津波の被害を受けました。そして授業を再開しようとしたところ、不安を感じて通うことが出来ない生徒たちも多かったことから、新たな校舎は高台に建設し、生徒たちが安心して学校に通えるようになったといいます。

「新しい学校できて、本当にうれしく思います」と、男生徒。
「学校?もちろん楽しいです」と、女生徒。

16歳のチャメシュ君は、津波に流されましたが、奇跡的に生還。しかし心には大きな傷が残りました。
「今でも海を見ると思い出すんですが、この学校は山の近くにあるから、勉強に打ち込むことが出来るんです。津波で多くの人がなくなりました。だから将来は医者になって、人々を助ける仕事をしたいと思っています」と、チャメシュ君。
彼は今、心の傷を乗り越え、夢に向かって努力を始めていました。

日本の支援で作られた学校が夢を支える学び舎となっています。
今年は、日本との国交樹立60周年になります。津波被害からの復興を願い、人々を少しでもささえたい。そんな思いがこめられています。
『私たちは、世界と共にある』
地球VOCE
テレビ東京