地球VOCE
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第101回 4月13日(金)放送
笑顔を取り戻すスマイル作戦
今回訪れたのは、新宿区百人町のアルファクリニック。
お会いしたのは与座聡先生。キャリア30年、形成外科手術のエキスパートです。
主に外見上の障害を治療するのが形成外科。 クリニックを営む傍ら、与座先生がライフワークとしているのが、海外での医療ボランティアです。
「途上国では命を助けることが主体になります。形成外科は命はとられない病気がほとんどなので、普及の数としては、なおざりになっているんです」と、与座先生。
経済的な事情もあり、普及が遅れている途上国の形成外科。そのために笑顔を失っている人が多くいると先生はいいます。

そこで、与座先生が所属する「世界の医療団」では、途上国で形成外科手術をする「スマイル作戦」を行っています。 「例えばこういう…」と、見せてくれたのは、最も多い疾患で「唇裂」というくちびるの変形を患っている子供の写真。患者はこの変形のため表情を作るのが難しく、感情を伝えられず、つらい思いをするのだと言います。
「心から気持ちとしては笑えるが、形として笑顔にならない場合は周りの人が奇異な印象を受けてしまう。それを治すことで笑顔が作れる。笑顔を手術で作るんです」と、与座先生。 手術後の全部直った子供の写真は、さっきとは見違える印象的な笑顔になっていました。 「学校をずっと休んで行ってなかった子が、手術をしたら、学校に行くようになったという報告を聞くとすごくうれしい」と、与座先生。

世界各国でミッションを続ける中で知ったこと…。
それは、笑顔を取り戻すのは患者だけではないということでした。
「お母さんは自分が産んだから自分への責任をどこかで感じています。なので、手術前は本当に治せるか、治らなかったらどうしようか、という不安な顔をしています。」
「しかし手術して1年経つと、お母さんの顔にも笑顔が生まれ、若返ったような感じにさえなる、それを見ると手術してよかったなと思います」と、写真を見せながら話してくれた与座先生。

与座先生がこのプロジェクトで手術した人は300人以上。
患者さんへの思いは、どこに行っても変わることがありません。
「ひとりの人間がすごく満足して、その人の生き方を変えることができたら、発展途上国であろうと先進国であろうと人の価値は変わらないから、そういう面で希望が与えられてるのかなと思います」と、与座先生。

世界中でひとりでも多くの笑顔を取り戻すため、スマイル作戦は続いていきます。
『私たちは、世界と共にある』
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テレビ東京