地球VOCE
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第110回 6月15日(金)放送
一村一品運動が世界へ!
今回は、JICA地球ひろばカフェを訪れ、ラオス支援を行なう「NGOクワトロ」の守野さんにお話を伺いました。「机の上に並んでいるのがラオスの一村一品運動で我々が開発した産品です」と、守野さんが見せてくれたのは、籐やバナナ繊維の製品。
守野さんが行う「一村一品プロジェクト」とは、村や町の特産品を掘り起こし、地域の活性化を進める取り組みです。 実はこの活動、大分県で地域の名産を作ろうと始まったもの。日本の途上国支援の方法のひとつとして、世界に広がっています。

守野さんはラオス南部の特産品を生かした商品作りに、日夜取り組んでいます。
「ラオスの南部は他の地域に比べると経済力や産品の完成度が低いんです。だからこそ生産者を支援できればと思っています」と、守野さん。

そうして開発した商品を見せてもらいました。「ランチョンマットです。光ってる部分がバナナの繊維なんです」と、守野さん。ラオスで多く取れるバナナ。捨てるしかなかったその茎から取り出した繊維で糸を紡ぎ、村の女性たちがひとつずつ織っているのが、このランチョンマットだそうです。

また、ちょっと意外なものも。 それはなんとお蕎麦。早速紀香さんも試食させていただきました! 「ん~モチモチ!おいしい~!」と、紀香さん。
「実はこれ、ラオスの黒米で作っているんです。黒米は土地が肥えてない場所で良く育つ種類なんです。」
「土地が肥えてる場所の農家はたくさん米を売ることができますが、肥えてないとたくさん売れません。だからこそそういう農家を支援していきたいと考えています」と、守野さん。
麺・パン・焼酎なども含め、3年間で開発した製品はおよそ30種類。
技術指導をしたり、デザイン性を高めることでより価値のあるメイド・イン・ラオスを作り続けています。

5月末に東京で行なわれたラオスフェスティバル。守野さんたちが開発した製品への反応は?
「珍しい。黒米は日本であまり見たことないです」と、女性購入者。
「今日はラオスがテーマの大会ですから、ラオスの焼きそばを食べないわけにいかないですよね」と、別の男性購入者。

この4月から、ラオスでの活動地域をさらに広げ、新しい名産を開発するプロジェクト第2弾がスタートしました。
「ラオスでもっと良いものを作り、世界に『これが本当にラオスで作ったものなのか』ということをいろんな人に知ってもらって、ラオスの生産者・農家の笑顔をもっと増やしていくことが目標です」と、守野さん。

途上国に広がる「一村一品運動」。日本の経験が開発途上国の地域振興に役立っています。
『私たちは、世界と共にある』
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テレビ東京