地球VOCE
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第125回 9月28日(金)放送
母国の未来を担う留学生

この秋、200人を超える外国人留学生が日本にやってきました。
今回訪れたのは、JICA東京。 秋の入学に向けて来日した留学生たちが集まっていました。 彼らは、日本の大学院で学ぶためにやってきた若手行政官たち。
「私の国で役立つような通信技術やインフラなどの技術を学びたい」と、ミャンマーからの留学生。 「モンゴルから来ました。マスターでのテーマは省エネルギー技術です」と、モンゴルの留学生。 将来、国のリーダーとして活躍が期待される人たちが、それぞれの国が重点を置く分野を学ぶため、来日しているのです。 現在ではアジアを中心に13か国から、受け入れを行っています。

その留学生のひとりが、フィリピンの統計機関に所属するエドワードさん。 国際基督教大学の大学院で学ぶため、8月から大学の近くで暮らしています。 部屋に案内してもらうと、フィリピンからの持ちものに、民族衣装のシャツ「バロン」がありました。 白い物はフォーマルな席で着るのだと教えてくれました。 エドワードさんが暮らすのは、フィリピンのミンダナオ島。 この島の西部は、長年続いた紛争の影響でフィリピン国内でも貧困率が高く、発展が遅れています。 エドワードさんは、そんなミンダナオ島の地域行政の改善に強い思いを持っているのです。

今回、日本にはひとりでやってきました。 修士課程の2年間、家族とは離ればなれの生活です。 「日本に発つ空港で撮ったものです」と、見せてくれたのは1枚の写真。
「妻は泣いていました。『2年は長すぎる』と…」と、エドワードさん。
最初はエドワードさんも家族と離れるのは辛かったそうですが、日本で学び知識や経験を得ることができれば、ミンダナオの発展に貢献できるからと、決めたそうです。

9月1日、入学式の日を迎えました。 同じくミンダナオ島からやってきたシエラさんも一緒に入学します。
「この大学での2年間が始まり、とてもワクワクしています」と、エドワードさん。
見据えているのは、2年後…そしてふるさとの未来です。
「長年の夢ですが、いつまでも平和の続くミンダナオ島になってほしいと思います。そうすればミンダナオ島は発展できますから…」と、エドワードさん。

この事業によって、2500人以上が日本で学んできました。
彼らは日本で得た知識と経験を国の発展に役立てています。
『私たちは、世界と共にある』
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テレビ東京