地球VOCE
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第135回 12月7日(金)放送
子どもたちの健やかな成長を!
今週も引き続きジブチからルー大柴さんのリポートでお伝えします。
砂漠地帯が広がる東アフリカの国ジブチ。 降雨量の少ないこの国では農業が発達しておらず食糧のほとんどが輸入品。収入の少ない家庭では食事にも困るほどでした。
「食料は高いし、野菜を買うこともできません。わずかなコメだけを食べるのがやっとの生活です」と、貧困の生活をする女性。

この国で子どもたちの健康状態の調査をしているのが、ユニセフの高橋利志子さん。
かつてアフガニスタンなどで保健衛生の支援を行ってきた高橋さんは、その経験を買われて、2年前にジブチにやってきました。

今回訪れたのは、入院施設のある小さな病院。ここには多くの子どもたちの姿がありました。 「ジブチは本当に慢性の栄養失調の子供が多くて、子どもの30%~40%は慢性の栄養失調と言われているんです」と、高橋さん。 「うわー、細い手だなぁ…」と、ルーさんが驚いた男の子は、3歳児にもかかわらず、体重はわずか7キロ。日本の子どもたちの半分の体重しかありません。その原因は慢性的な栄養失調。さらにお母さんたちもそのことに気付かない人がほとんどだと言います。
「見た目には分かり難いのですが、年齢と体重と身長を比較した時に、明らかに成長曲線を描いていないというのが、慢性の栄養失調です。そういった子どもは、発見されにくい場合もかなりあり、発見が遅れると脳の発達にも影響が出てしまうんです」と、高橋さん。

そこで、高橋さんたちは子どもたちの健診を開始。 発育状況を調べ、栄養状態の改善に取り組んでいます。
早速ルーさんも赤ちゃんの体重を測るお手伝い。号泣する赤ちゃんに戸惑いながらも、なんとか計測完了しました。

また、子どもの健康を守るために、行っているのが母乳による子育ての指導です。
清潔な水が手に入れにくい地域では、汚染された粉ミルクが下痢などを引き起こし、栄養失調の原因にもなっていました。
今、高橋さんたちの努力もあり、子どもたちは、健やかな成長を見せはじめています。
「非常にたくましい腕をしていますね~。いいですね」と、ルーさん。

「一人でも多くの子どもが、笑顔で元気に、日本の子どもと同じように走り回り、子どもらしく育てられるように…。わたしはそういうサポートをしていきたいです」と、高橋さん。
子どもたちの命を守ることは、この国の明るい未来につながっています。
『私たちは、世界と共にある』
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テレビ東京