地球VOCE
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第143回 2月8日(金)放送
世界遺産の島の学校
アフリカ南東部に位置するモザンビーク。内戦が終わり20年、この国は著しい成長を見せていますが、いまだに多くの課題を抱えています。今週からは、ここモザンビークでおこなわれている日本の支援をお送りします。

人口およそ2400万人の人々が暮らすモザンビーク。300年以上にわたりポルトガルの植民地であったこの国には、いまもその面影が数多く残されています。
モザンビーク北部に位置する島、モザンビーク島。日本にもゆかりがあるこの地は、大航海時代、インド洋貿易の中継地として栄えた島です。ポルトガル人たちが築いた砦など貴重な建築物も多く、島全体が世界遺産に登録されています。
しかし、かつての繁栄とは裏腹に、今の島の暮らしは豊かとは言えず、子どもたちの教育にも影響が出ていました。

「モザンビークは世界最貧国のひとつで、特に地方の状況はひどいです。この学校も1970年に建設されたのですが、それ以降は一度も大規模な改修がされずに使われてきました」と、モザンビーク日本国大使館の井ノ口さん。 老朽化した校舎は、天井や壁が激しく損傷、雨期になると雨漏りで授業が中断されることもしばしばでした。「この国では学校に通えない子供たちも多く、政府は今、その改善に取り組んでいます。そのため、学校の修繕などには予算が回らず、改修は後回しにされてきたのです」と、学校の校長。

話を聞いた日本政府は改修資金を援助。昨年、大規模な改修工事がおこなわれました。
この支援に一番、喜んだのは子どもたち。
11歳のレイラさんもその1人で、毎日学校に通えることになった今、医者になるという夢を抱き始めています。

レイラさんの両親は、この島で仕事が見つからず、離れて働いているそうです。 そのため、彼女は学校が終わった後、家事に追われる毎日。
しかし夢に向かい、毎日5時間の勉強に励んでいます。
「この島では、誰もが学校に行けるわけではないんです。他の子どもたちのためにも、自分が出来る限りの努力をすること。それが、私だけではなく、この島の将来に繋がるのだと感じています」と、レイラさん。

学校教育を充実させることは、子供たちの可能性を広げ、この国の未来につながります。
『私たちは、世界と共にある』
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テレビ東京