地球VOCE
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第148回 3月15日(金)放送
モザンビークの発展を願って
今週も引き続きアフリカ・モザンビークから。
人口およそ2400万人が暮らすアフリカ・モザンビーク。内戦が終わり20年、首都マプトは目覚ましい経済発展を遂げ、町は活気を見せています。経済成長率は年間7.7%。
この発展の原動力にして、象徴的な存在といわれる企業があります。

訪れたのはモザール社。日本の三菱商事がモザンビーク政府やオーストラリアの金属資源会社などと共同して設立したアルミニウム精錬会社で、1200名もの人たちが働く世界最大規模のアルミ工場です。
「これが、まさにモザールで作られたアルミニウムが完成したところです」と、工場を案内してくれたのは、モザール社に勤務している、三菱商事の佐藤伸昭さん。佐藤さんは1年前に派遣され、コスト管理や工場全体の予算など、経営管理を担当しています。

「建設にあたって、資源メジャーであるBHPビリトンが原材料の調達や操業のノウハウを担当。一方、三菱商事は製品マーケティングや経営支援、貢献などをすることで、モザンビークの悲願であった大きなプロジェクトが、民間主導で動き出したという経緯があります」と、佐藤さん。

モザール社の建設が始まったのは1998年。
当時のモザンビークは内戦で疲弊し、世界の最貧国とも言われるほどでした。
そこで、国家再建の足がかりとするため、モザール社を設立。 この国の若者たちを雇用し、人材の育成に尽力しました。
現在でも従業員のほとんどがモザンビークの人たちです。
そのなかで三菱商事は、モザール社の創業以来15年に渡って、人材を派遣。 財務部門の中心的な役割を担うことで、透明性の高い経営に貢献してきました。
モザンビーク人の中にも、日本人から学んだ人は少なくありません。

現在、モザール社では、年間56万トンものアルミニウムを製造。 この国の輸出総額の半分を占めるまでにもなっています。
「ここで作られたアルミニウムは、基本的にヨーロッパを中心とした全世界に向けて出荷されています。品質がとても良いと、世界の市場で高い評価を受けています」と、佐藤さん。

更にいま、モザール社では、利益の一部で学校を建設。
ここでも、青年海外協力隊員が、子どもたちへの教育を行うなど、日本からの支援が国家の礎となっています。

この国の発展は「モザンビークの奇跡」と言われ、国際的な注目を集めるほど。
そこには、日本の方たちの陰ながらの支えがありました。
『私たちは、世界と共にある』
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テレビ東京