地球VOCE
トップページバックナンバー出演者情報音楽情報特別ショット昨年の地球VOCE
第149回 3月22日(金)放送
日本の技術で地雷なき世界を!
今週も引き続きアフリカ・モザンビークから。
人口200万人が暮らす首都マプトは目覚ましい経済発展を遂げていますが、地方の農村部では、長年続いた内戦が、いまだに大きな影響を及ぼしています。
モザンビーク中部に位置するソファラ州。広大な大地が広がるこの地域では、今も残る地雷が問題となっています。

1975年独立を果たしたモザンビークでは、反政府ゲリラとの間で内戦が勃発。当時、100万個以上の地雷が埋められました。そのため、人々が立ち入ることのできる土地も限られています。 「村には、多くの地雷が埋まっています。農作業するにも恐ろしくて、土地を耕すこともできないのです」と、農家の男性。
こうした状況に、モザンビーク政府は国際NGOと連携し、地雷除去にあたっていますが、地雷は発見するのも困難な上、作業員たちの命も危険にさらされます。

そこで日本政府は、資金を援助。モザンビークに初めて導入されたのが、この地雷除去機です。 巨大なカッターで地面を掘り起こし、爆破させることで地雷を除去、そのスピードは手作業の数百倍です。 この地雷除去機は、現在、カンボジアやアフガニスタンなど世界7カ国で86台が活躍しています。
開発したのは日本の山梨日立建機。社長の雨宮さんは、長年地雷除去機を製造してきた第一人者です。
「この機械は、だいたい6秒で1平方メートルの地雷除去を行います」と、雨宮さん。
雨宮さんは世界から地雷を無くすため、何か貢献できることは無いかと、10年をかけて、この除去機を開発しました。
「このロータリーカッターの刃は、いろいろな鉄を混ぜ、柔らかくも無く、固くも無いというものを作り上げました」
「固いと脆い、柔らかいと曲がってしまう。その中間を見出すまでに時間がとてもかかったんです」と、雨宮さん。
また、自ら現地に赴き、技術指導も実施しました。

今、モザンビークでも、地雷除去機は大きな成果を残しつつあります。
「この機械は素晴らしい。多くの土地があっという間に安全になり、安心して畑をつくることができるようになります」と、村人。

日本政府は、今月2台目の地雷除去機を提供。更なる成果が期待されています。
人々が1日も早く、平穏な暮らしを取り戻せることを願って…。
『私たちは、世界と共にある』
地球VOCE
テレビ東京