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第16回 2010年7月23日放送 開発途上国発のブランドバッグ ファッションブランド・マザーハウス、バングラデシュの工場で現地の職人に技術指導している猪野照典さんと横浜の店舗での山口絵里子代表

今年横浜にオープンしたショッピングセンターで話題となっている店、ファッションブランド・マザーハウス。 このブランドは開発途上国発のブランドバッグをつくっています。 工場があるのは、バングラデシュのダッカ市。ここで現地の職人に技術指導しているのが、猪野照典さん58歳です。

繊維産業に35年間勤めてきた猪野さんは、定年まであと4年というところで、転職を決意。
「年収も半分になり、家族も大反対だったんですが、人のためになることが自分の成長につながります」 と猪野さん。 バングラデシュのジュートは型崩れが多く、穴が開きやすい。 そういったところから猪野さんは、日本の加工技術を使い、問題をひとつずつ解決していきました。

この日は杉山さんも、バッグづくりを体験。 ミシンは小学校以来、と言いながら苦戦する杉山さんに、猪野さんがコツを教えはじめると…職人たちが周りに集まってきました。
もっと技術を学びたい…当初はこうした姿勢に感動していた猪野さん。
しかし、自分で学んだ技術は他人に教えないという問題に気付きました。
「技術を教えると、仕事を奪われる」と考える職人たち。
「経済の発展は人が発展することで得られる。それがなければ開発途上国はいつまでも開発途上国であってしまう」 と、猪野さんは技術を教え合い、みんなで作り上げることの素晴らしさを現地の工場で伝えています。

一方、先ほどの横浜の店舗でも…。
「通りすがる人たちが単純に「可愛い」と買って帰ったらメイドイン・バングラデシュというタグが入っていて「えっ!?」っと驚く。そこから繋がる世界があるというような商品ができたらいい」
と、社員と一緒に商品を販売していた山口絵里子代表。 現地工場での成果が現れつつあります。
流行に敏感な日本女性たちにデザインと品質の良さを評価された開発途上国発のブランドバッグ。 この次は世界を席巻することになるのかもしれません。

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