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第21回 2010年8月27日放送 自分のルールで国際協力 ソフトバンクホークスの投手、和田毅さん(上)と認定NPO法人 世界の子どもにワクチンを 日本委員会(JCV) 事務局長、新井俊郎さん(下)

今回ご紹介するのはするどい変化球で打者を翻弄しチームを勝利へと導くソフトバンクホークスの投手、和田毅さん。 プロ3年目の年、世界のこどもにワクチンを送る活動を始めました。

「稼ぐようになったら親に恩返しをしたい、というのと同時に、自分を育ててくれた社会にも恩返しをしたい、という思いが強かったですね。」という和田さんの目にとまったのは、開発途上国にワクチンを送るNPO団体。世界では予防接種を受けられないために、1日4000人の子どもが命を落としています。 「ワクチンって当たり前じゃないんだ、というのを始めて知って、ピンと来たんです。」 と、寄付を始めた和田さんは、試合で一球投げるごとにワクチン10人分。成績に応じて寄付をするという、“自分でルールを決めて寄付をする” 独自の試みを作りました。
「本数として表れるので、僕自身もシーズンが終わった後の達成感にもつながるし、よし、来年は絶対この本数を越えてやろう、という意味でもまた新たなモチベーションに変わるので。」という和田さんの取り組みは、大きな反響を呼びました。

名刺を10枚交換するたびに、ワクチンを寄付する営業マンや、トンネルを1メートル掘り進めるごとに寄付をする建設会社など、自分もルールを決めて寄付をしたい、という申し出がNPOに殺到したのです。 認定NPO法人 世界の子どもにワクチンを 日本委員会(JCV) 事務局長、新井俊郎さんは 「これは新しい寄付の文化だと思います。社会貢献したいという気持ちを表現し、自分たちのできることを継続してやって、さらにモチベーションが上がる、人生に対してや、生きている意味合いも見つけ出せる。」と、語ってくれました。

これまでに和田さんが送ったワクチンは、21万人分。子どもたちの命をつなぎ、多くの笑顔を生み出しています。 「小さい頃からの夢を実現してプロ野球選手になれたというのが大きい。世界にもいろんな夢を持った子どもたちがたくさんいると思う。野球選手やサッカー選手やお医者さんになりたい、とか。僕はその子どもたちの無限の可能性を少しでも広げられれば、と思う」 と、和田さん。 寄付をすることで、その人自身の毎日も豊かになる、そんな双方向の素敵な国際協力です。

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