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第32回 医療格差を救う若者たち

セネガルの首都ダカールから車で30分ほどのところにあるチャロイ郡では、医療従事者の不足が問題となっています。毎日100人以上が通院してくるにも関わらず、医師がいなくて看護師が代わりをしている医療施設。セネガルでは、看護師にできるのは診察や分娩などに限られているため、緊急手術が必要な場合には、医師のいる病院へ搬送するといいます。

そんなセネガルの厳しい保健医療の現場を改善するため、支援活動をしているのが林玲子さん。
「いま迎えている一番大きな問題は、皆が都市部に集まってしまって、田舎に人が全然いなくなっているということです」と、林さんは保健医療の体制について指摘をしました。

こうした地方の人材不足に対応するため、日本は医療従事者を養成する学校を支援しています。
杉山さんが訪れた学校では、併設されている歯科病院で、生徒たちが学ぶだけではなく、実際に通院してくる患者の歯を治療しており、学生でありながら、多くの人から頼りにされていました。

「3年間の教育の中で1年目は理論。2年目から臨床実習を始めていく。日本に比べると、セネガルでは短い期間で授業をするんです」と林さん。
「日本の協力のおかげで、学生たちの訓練が進んだだけでなく、セネガルの健康レベルも良くなりました」と、オマール・シラ校長。

卒業すれば人材の不足した地方で、すぐに戦力として働くことになる生徒たち。きっとこれからのセネガル医療を変える存在になるはずです。セネガルの医療を支える若者たちを支援することがこの国の未来を救うことになるのかもしれません。

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