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第34回 願いをかなえる水

今回訪れたのは、セネガルの首都ダカールから車で2時間のところにあるティエス州。 「見て下さい!この大きさ!すごい!」と杉山さんが興奮したのは、樹齢500年を超えると言われいるバオバブの木。しかし、この豊かな自然とは裏腹に、地方の農村は深刻な貧困状況にありました。こうした生活を改善するための活動をしているのが深井義雄さんです。
   
深井さんの学生時代からの夢は、アフリカの飢餓や砂漠化を解決すること。20年以上、セネガルで農村の自立活動に関わってきました。「彼ら自身が政府に頼らずに自立してゆくというのが農村自立プロジェクトなんです」と深井さん。臼ときねでヒエを脱穀する村の女性たちの輪にまざり、杉山さんもチャレンジさせてもらうと…突然、手拍子が始まりました。女性たちはとても明るいのです。「きねが重いんですよ!やってる間は楽しいんですけど、これは凄い大変」と杉山さん。

農村地域では、水は非常に貴重なもの。女性たちは水汲みのために遠く離れた井戸まで何度も往復しなければいけません。そこで日本は2つの給水塔を建設し、深井さんは住民と一緒にこれを管理するための組合と、水道料金を徴収する仕組みをつくりました。すると住民たちはそのお金で養鶏などを行い、生活を向上させていきました。しかし、3年前に水不足という危機が住民たちに重くのしかかりました。 「試されていると思うんです。何とか踏ん張って乗り越えられれば数十年後同じ問題が発生した時に、彼らはこれを教訓にして乗り越えていってくれる」と深井さん。

そんな中、セネガル政府が住民の自立の精神を高く評価。支援の手を差しのべることになり、この活動は、国内で大きく注目されることになりました。 厳しい状況の中で皆の財産である水を守り切った村と、その気持ちを汲み上げた政府。こうしたつながりの経験がもっと広がっていくといいですね。

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