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第39回 タスキでつなぐ人と人の輪

今回は駅伝を通じて難民支援を行っているプロジェクト「EKIDEN for PEACE」をご紹介します。 駅伝競走は、日本で誕生した陸上競技で、皆が力を合わせてタスキをつなぎ、ゴールを目指すという、人と人とのつながりや思いやりの精神を大切にするスポーツです。
2008年『難民支援に適したスポーツは何か?』という国連機関UNHCRからの問いかけに応えたのが、かつて陸上選手として世界で活躍した瀬古利彦さんでした。『最初は何をしていいかわからなかったのですが、人と人とのつながりや助け合いというものが、難民の人たちにすごく合っていると思い、駅伝をはじめました。』と瀬古さん。現役時代、数々の世界大会で栄冠を勝ち取った瀬古さんは、その陸上競技で、社会に恩返しをしたいと考え、「EKIDEN for PEACE」のプロジェクトリーダーとして運営に携わっています。

このプロジェクトでは、タンザニアなど、アフリカの難民支援を行っています。難民キャンプでは、厳しい生活を強いられているため、人々の「心の支え」になることをしたいと考えました。
『物やお金ではなく、「今日一日楽しかったな」という思いが1年の糧になるような大会にしたかったんです』と瀬古さん。皆でひとつの目的を達成する。駅伝で得られるこの充実感を感じてもらうことで、心の幸せへとつなぎたい。それが、瀬古さんが考える、難民支援のタスキなのです。
また、国内では、母校の早稲田大学の学生たちと協力してチャリティー駅伝を開き、難民支援の普及に取り組んでいます。瀬古さんのタスキは、若い後輩たちの心にもつながったようです。
『駅伝というタスキをつなぐ文化は、ただ走る以上のものがあるとすごく感じているので、人として分かち合えるものがあるのかなと思いました。』と早稲田大学競走部3年の星雄之さん。

こういった瀬古さんの活動に対してUNHCRのヨハン・セルス駐日代表は 『とてもユニークな国際協力の在り方だと思います。瀬古さんたちは駅伝を通じて単純に寄付をするだけでなく増加しつつある難民の問題について多くの人々に関心を持ってもらえるように努めています。』 と、評価。
瀬古さんがつなぐタスキの夢。世界中の人を幸せでつなぐことを目指し、今日も走り続けます。

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