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第40回 被災者たちが待ち望む仮設住宅

昨年1月、22万人の命を奪う大地震に襲われ、今復興の道を歩み始めているハイチ共和国。
今週から、ここで支援活動を行う日本人をルー大柴さんが紹介します。

ハイチの首都ポルトープランスでは、地震で多くの建物が倒壊しました。深刻な問題は、被災者たちの住環境です。ルーさんが訪れたのは、被災者が住む避難キャンプ。木の棒にビニールシートを張り合わせた粗末な家を見て「これはきついですよね」と、ルーさんも絶句。いまだに130万人がこうした避難生活を続けています。
そんな被災者たちのために、仮設住宅の建設が進められています。IOM・国際移住機関は難民や避難民のために住環境の幅広い支援を行う機関で、大野拓也さんは仮設住宅のデザイン責任者です。これまでスリランカなどで2万戸の仮設住宅を建設した実績が買われ、ハイチに赴任してきました。

大野さんが案内してくれたのは建設した仮設住宅。「今回、重要視したのが、住宅の耐久性です。ハリケーンの被害を何度も受けているので、その強風にも耐えるように屋根の角度を30度と設計し、風にあおられやすいベランダはつけない。形はシンプルですが、家を一つの構造的な塊にしてしまうことで、風が来ても屋根や壁が抵抗を受けないようにしているんです」と、大野さん。
住む場所を失った人々にとって住宅は必要不可欠なものです。この活動を支えるため、日本政府もIOMを通じておよそ10億円を支援し、被災者たちの新たな生活が始まってきています。

「この家は本当に素晴らしいです!ここで横になれることが本当に幸せなのです。」と大野さんの設計した仮設住宅に住む女性。大野さんは、被災者たちの復興の証でもある、部屋に積まれた家具や生活用品を見て 「住む人たちなりの改善もされていて、びっくりします。生活感が出ていますね」と嬉しそうに微笑みました。
仮設住宅が平穏な生活への第一歩となり、ハイチの復興が1日でも早く訪れるように、大野さんは活動を続けています。

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