トップページ バックナンバー 出演者情報 テーマソング情報 特別ショット
地球VOCE バックナンバー
第46回 被災者に安全な水を…

今回は再びハイチからお伝えします。
震源地に近い町レオガン。この町には、震災直後から国際NGOなどが中心となり、給水タンクが設置されて多くの被災者の命をつないできました。 「水はすごく重要なんです」とハイチの女性。「この水は飲み水や料理、洗濯、あと体を洗うのにも使っているよ」と男の子が給水タンクの説明をしてくれました。

しかし、地震から1年がたち、こうした応急措置としての支援は廃止が検討され始め、きちんとした水の確保が問題となっていました。そこで日本政府は、レオガンでの水道設置協力を始めています。現場で指揮をするのは、津野地博美さん。八千代エンジニヤリング株式会社の技術担当者です。 「レオガン市の中心部に、7か所の公共水栓をつけます。そこで、住民の方に水を供給するんです」と、津野地さん。完成すれば 9000人もの人々に清潔な水が届けられますが、問題は、水道の元となる水源でした。
見せてもらったのは、ホースから出ている湧水。「震災前からわいている水なんですが、生活用水として住民が使っている場所なんです」と、津野地さん。レオガンでは地震の後、多くの井戸に水質汚染が広がっていました。「この水はきれいですよね?」とグラスに水を汲んだルーさん。水は無色透明ですが、検査の結果、水に大腸菌が含まれ汚染されていることが判明したそうです。

そこで、今回の水源地として選んだのは、深いところからくみ上げる地下水でした。深さはおよそ50m。ポンプを使ってくみ上げます。「これは見た目もきれいですし、いい水ですか?」と尋ねるルーさんに 「はい、安全な水です。日本の水質検査も通っています」と、津野地さん。

今でもこの地域では、数多くの人々が汚染された水を利用しているため、特に抵抗力の弱い子どもたちの健康を蝕んでいます。「安全な水が少ないので、早くハイチの人たち、子供たちに安全な水を供給してあげたいんです」と、津野地さん。被災者にとって、清潔な水は大切なものです。こうした工事が広がれば、生活安定の第一歩になっていきます。

テレビ東京 テレビ東京 教養・ドキュメンタリー
前のページに戻る