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第48回 被災者に正しい衛生知識を…

今週も引き続きハイチから。今、ハイチ全土に広がっているコレラの流行。その感染拡大を食い止めるために、多くの人たちが手を差しのべています。

ルー大柴さんが訪れたのは、ハイチで医療支援を行う日本赤十字の拠点。赤十字はコレラが発生した当初から、多くの患者たちの治療にあたっています。「ここでは、10~12人の患者が点滴を受けています。下痢の症状がひどく、経口補水塩だけでなく他の治療も必要な容態です」と、フィンランド赤十字 医師 ペンティ・ハタネンさん。日本赤十字社でも、各国の赤十字と協力のもとコレラの対策をしています。

一方で日本政府は緊急支援を実施。水によるコレラの感染を防ぐため、浄水器や医薬品などを提供しています。「コレラは水で感染するため、浄水器できれいにした水を飲み水として使ってもらうんです。」と、在ハイチ日本大使館 臨時代理大使 南健太郎さん。

コレラの感染を防ぐカギは、清潔な水を使い細菌を寄せ付けないことですが、彼らの衛生知識の未熟さで事態を悪化させていました。そこで赤十字では、衛生の大切さを住民たちに伝えるためにキャンペーンの展開を決定し、多くの場所で指導を行っています。この日、訪れたのは町の小学校。日本赤十字社 和歌山医療センター 看護師の松近真紀さんは復興支援のため、2010年5月ハイチにやってきました。ハイチでコレラの感染者のおよそ6割は、体力の無さから重症化する危険性も高い子どもたち。感染のリスクをすこしでも少なくするため、学校で正しい手洗いを教えています。できるだけ楽しく学べるように、ハイチに伝わる「手洗いの歌」を子どもたちと一緒に歌い、手を洗う松近さん。 「この方法は視覚的に訴えるので、とてもいいことです。子どもたちは手洗いを続けてくれると思います」と、学校の先生も高く評価していました。

日本赤十字社では、昨年の1月からこれまでに98人をハイチに派遣し、今後も2年に渡り支援を実施する予定です。病気で苦しむこと人が少しでも減るよう、正しい知識を伝えることが大切です。

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