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第49回 教育支援をおこなう元五輪スイマー

今週も引き続きハイチから。
震災から1年、ハイチの避難キャンプでは教育が問題になっています。子どもたちは元気いっぱいに勉強していますが、震災により5000校もの学校が倒壊し、現在仮設教室の建設が進められています。 ここで活動を行っているのが、ユニセフの井本直歩子さん。これまで、4カ国にわたって、教育支援をおこなってきました。 「ユニセフは、この学校のような仮設教室を200校建てているところで、とにかく学校に子どもを戻すことを一番念頭に置いているんです」 と井本さん。

かつては競泳の選手として日本記録を打ち立て、オリンピックにも出場するほどだった井本さんは、多くの国を訪れたといいます。「自分たちは立派なプールで立派な水着を着て、何でも与えられる環境で水泳をしているのが当たり前だったんですけど、水着がぼろぼろだったり、プールもないような国の人たちがたくさんいることに気がついたんです」と井本さん。水泳に打ち込める自分がいる一方で感じた、世界の大きな経済的格差。競泳を引退したら、貧困に苦しむ人を少しでも減らしたい、という思いがこの活動を始めたきっかけでした。

避難キャンプには、もうひとつ大きな問題があります。「学校に行きたいんだけど、お金が払えず、行けないんです・・・」と女の子。実は、ハイチには公立の学校が20%しか無いため、私立の学費が払えず学校に通えない子どもたちが数多くいるのです。「いつも子どもたちが学校に行きたいとせがむのですが、主人が仕事を失い、食べるのにも苦労しているのです。」と少女の母親。

こうした問題の解決のため、ユニセフは学校の建設のみならず、授業料の削減などをハイチ政府に訴えかけています。「少しでも多くの子どもたちが学校に行けるように、どうしたらその負担を減らせるか。援助が行き届くようにしたいです」と井本さん。
自分には可能性を伸ばすチャンスがあった。だからこそ、どんな子どもたちにも、未来をつかむチャンスを与えたい。井本さんは子どもたちのため活動を続けています。教育の機会を与えることは、未来のハイチに絶対必要です。一人でも多くの子どもたちが学校に通えるといいですね。

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