シネ通! Cine-tsu

放送時間

明日何の映画をみたらいいの? 本数が多くてどれがいいかわからない。 そんな疑問を持っているあなた!その悩み、「シネ通!」が解消します。 ハリウッド大作から単館作品まで、様々な映画に関する情報を、どこよりも早く紹介。この番組を見れば、あなたも“シネマ通”です!

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#100 さよならは別れの言葉じゃなくて…

というわけで『シネ通!』は、放送100回をもって終了ということになりました。
2年間のご視聴、本当にありがとうございました。

俺はこの十年くらいの間に、一時プロデューサーを務めていた『シネマ通信』を終了させ、長らく担当してきた『木曜洋画劇場』の最期を見届けました。『シネ通!』もこうして最終回を迎え、更には『シネ通!』と並ぶ映画情報番組だった『SHOWBIZ COUNTDOWN』(テレビ愛知さんの番組です)もこの9月で終了…。
ワイドショーの1コーナーとしての映画紹介や、テレビ局の製作・出資映画のPRがメインの番組はいろいろありますが、純粋に映画一般を紹介する地上波のレギュラー番組は、これで在京キー局には1つもなくなってしまいました(WOWOWの『Hollywood Express』は頑張って続けてほしいなあ)。

他局も含め、このところ純粋な「映画番組」「映画情報番組」が減っている理由は、ひとえに「映画」が「自社コンテンツではない借り物」であることに尽きます。
殊に「映画番組」は、視聴率など結果が悪いと番組担当者は「何やってんだ」と絞られるのに、結果が良ければ「いい映画だったな」と片付けられるのがオチ。良くも悪くも担当者の努力がまんま評価される自社製作番組に比べて、モチベーションが下がりがちなのは仕方がありません。
それでも俺は、「映画番組」では吹替え版や番宣などに心血を注いで、「イマイチな映画も面白く見せる」ことを醍醐味と感じていました(ちなみに吹替え版は、局の担当者がいくら知恵を出して作っても、放送終了と同時に映画の権利元の所有物になります)。また「映画情報番組」では、紹介のしかたを工夫することで、ネタは“借り物”の映画でもオリジナリティのある番組にしようと努力してきたつもりです。

『シネ通!』に関わりつつ常々感じていたのは、このところ、ごく一般の方々がスタンダードとして共有している映画関連のキーワードが、ずいぶん減ってしまったなあ、ということ。
例えば『スーパーエイト』(2011)はスピルバーグ愛の映画、という紹介をしようと思ったら、スピルバーグは『未知との遭遇』(1977)を作った人で…から話を始めなければならない。ちょっと前までは「あのスピルバーグ」で済んだのに…。ハリウッドスターでも、名前だけで済むのはブラピ、ジョニデなどごくわずか。
『シネ通!』のような映画情報番組は、日頃さほど映画を観ていない人にもこういうキーワードをインプットし続けるのが使命です。『シネ通!』MCのお二人、設楽さんとメロディーは、常に視聴者目線で、こうしたキーワードの発信に一役買って下さいました。
映画界の未来のためにも、こうした「発信源」を絶やさないよう、これからも機会を伺っていきたいと思います。

番組をまとめてくれた五箇プロデューサー、そして『シネマ通信』の頃から絶えずユニークな取材を繰り広げてくれた制作会社・タイムワープの皆さん、お疲れさまでした。
番組のために様々な映像素材や取材機会を提供して下さった、映画配給各社の皆さんにも深く感謝します。ありがとうございました。


さて、放送の度に更新してきたこのコラムも、最終回です。
実のところ、俺は『シネ通!』のプロデューサーではないし、企画段階から関わってはきたものの、「番組の何」という説明も難しい陰の存在に過ぎないので、我が物顔に番組を紹介するのが面映ゆくてたまりませんでした。それでつい、自分にしかわからない過去の仕事の話ばかり書いていた気がします。
得体の知れない覆面野郎の駄コラムにお付き合い下さった皆さま、貴重な時間を浪費させてすみませんでした。

このコラムをきっかけに始めたTwitter(@darkboです)は、性懲りもなく今後も続けますので、よろしかったら以後もお付き合い下さい。
では映画ファンの皆さん、素晴らしいシネマライフを!

(2011.9.24)

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