定例社長会見
2009年
島田社長7月定例会見 - 2009年7月30日 -

<「恐竜2009」ホットドックの件について>
幕張で開催中の「恐竜2009」の飲食コーナーで、販売業者が消費期限切れのパンを使ってホットドックを売っていたことが分かりました。改めて、主催者の一つとしてお詫びを申し上げます。
事実関係としては、7月22、23日に消費期限を1日から最大3日過ぎたパンを最大で合計151個販売いたしました。食中毒などの情報は今のところ寄せられていません。保健所には相談済です。判明したきっかけは、飲食店の従業員が、パンの消費期限が切れていることに気付いたためです。すぐに事務局が対応しましたが、結果として、そのパンがお客様の手に渡ってしまったということは、主催者として極めて遺憾な事態だと思っています。今後、こういうことのないように管理体制を強化させていただきます。現在、パンの販売は停止しています。
イベント「恐竜2009」に関するお詫び

<来春の「新春ワイド時代劇」について>
来春2010年の開局45周年記念「新春ワイド時代劇」は、五味康祐さん原作の『柳生武芸帳』を1月2日に放送します。前回まで10時間だった放送時間を、今回は7時間で放送しますが、テレビ東京は地上デジタル7チャンネルということもあり、今回は7時間でやってみたいと思っています。もともと正月時代劇は、12時間で放送していたのですが、そのときも「12チャンネル」だから「1月2日」に「12時間」というふうに「12」にちなんでおりました。
主演は、時代劇初主演となる反町隆史さんにお願いしました。殺陣とアクションをメインとしたエンターテインメント時代劇ということで、颯爽とした現代風の柳生十兵衛が期待できるのではないでしょうか。共演者は、高橋英樹さん、速水もこみちさんといった多彩な方々です。
『柳生武芸帳』を取り上げるのは2度目です。1985年に北大路欣也さん主演で放送した際は、番組平均12.6%の視聴率を獲得していますので、今回も高視聴率を期待しています。

<編成関連>
4月クールの視聴率は、ゴールデンタイムが7.0%(前年比-0.8ポイント)、プライムタイムが6.6%(同-0.8ポイント)、全日3.2%(同-0.3ポイント)と振るいませんでした
7月クールもその傾向は変わらず、7月クール(第4週・7月26日まで)の視聴率も、ゴールデンタイムが7.1%(前年比-0.9ポイント)、プライムタイムが6.7%(同-0.9ポイント)、全日3.2%(同-0.3ポイント)と、引き続き苦戦しています。

この視聴率の結果については、要因がはっきりしているので、きちっと対応すればいいと社内では申し上げています。一つは、こういう環境下なので、視聴率がある程度取れてもビジネス的に成立しない番組をいくつかやめた影響です。時代劇をやめ、ミステリーの本数も大幅に減らしました。「主治医が見つかる診療所」も、特番で放送するという形に変えました。あとは、視聴率も獲得できて、ビジネス的にも成り立つ新しい形の番組を作らなければならないのですが、それが作りきれていないことが苦戦している主な要因でしょう。そういう意味で、今、一番試練の時だと思います。きちっと分析をして、自分たちがどういう番組を作っていくか。これは今だけの問題ではなく、今後、我々の番組作りの基本になるところですから、うんと試行錯誤して対応していきたいと思っています。
また、不振のもう一つの要因は、テレビ東京のブランドを引っ張ってきた長寿番組が少し疲れてきている点。「いい旅・夢気分」「ペット大集合!ポチたま」「田舎に泊まろう!」など。今後、企画を考えて回復させていきたいところです。
以上の両面から新しい番組作りを考えていけば、この局面は必ず克服できると思います。そのためにも体力をつけて、制作費もきちんとつけられるように持っていくのが私の仕事です。このような環境下でも「出没!アド街ック天国」は健闘していますし、「たけしのニッポンのミカタ!」は新しい視聴者を獲得し、視聴率的にも頑張ってくれています。そういった意味でも光明はあると考え、10月編成についてはいくつか新しい番組をスタートさせるべく準備を進めています。

すでに、様々な工夫を凝らしている番組もあります。
子供向けバラエティ「ピラメキーノ」は、「Yahoo!きっず」内に番組公式サイトを設置し、放送とインターネットの双方を表現フィールドとしてクロスメディア展開しているところですが、この「ピラメキーノ」の「ピラメキたいそう」というコーナーが人気を集めています。
「ピラメキたいそう」の着うたを、テレビ東京公式携帯サイト「てれともばいる」で先行配信したところ、1ヵ月で6万5000ダウンロードを記録したそうです。これは、1曲の有料着うたとしては、「てれともばいる」の過去最高となる数字です。
また、7月27日(月)に「よみうりランド」で行った野外イベントには、悪天候の中、6000人を超える親子が集まり、「ピラメキたいそう」を踊りました。応募は約3万人もあったということです。
視聴率も徐々に良くなってきていますし、それに関連していろんな展開が可能になってきました。私たちが考えている番組の有りようの一つがここにあるのでは、と思います。
一方、土曜深夜で「イツザイ」というオーディション仲介バラエティを放送していますが、この「イツザイ」がNHKの「パフォー!」とコラボレーションすることになりました。
NHK「パフォー!」のテリー伊藤さんから挑戦状が届き、こちらも受けて立とう、ということになったそうで、互いが競い合い、若者たちの才能を高めようと意気込んでいます。
「イツザイ」チームが「パフォー!」のスタジオに乗り込む形で「決戦」を迎えるそうですが、その様子は9月12日(土)に放送します。注目してください。

今後の特番としては、開局45周年記念ドラマスペシャル「白旗の少女」の放送が、9月30日(水)21:00~23:14に決まりました。
原作は、第二次世界大戦末期に展開された沖縄での地上戦で、白旗を掲げて洞窟から出てきた少女、比嘉富子さん。比嘉さんが自身の記憶を基に後に書いた物語をドラマ化しました。比嘉さんを演じるのは、黒木瞳さんです。

8月30日(日)の総選挙報道については、今回は歴史的な選挙になるということを踏まえて、これまでの選挙特番よりも放送時間を繰り上げ、19:57~23:48を【第1部】として放送します(【第2部】は25:00~25:30)。選挙速報と結果の持つ意味について、経済報道番組の総力を結集した特別番組を作りたいと思っています。
MCは、「ワールド・ビジネスサテライト」の小谷真生子さん、「週刊ニュース新書」の田勢康弘さん、ジャーナリストの池上彰さん。ゲストには閣僚経験者や地方自治体のトップ級の方、「ワールド・ビジネスサテライト」に出演されているエコノミストの皆さんなどをお招きする予定です。とりわけ、選挙後の体制や課題について、深く掘り下げたお話をさせていただきたいと思っており、テレビ東京らしい番組をどう作るか、知恵を絞っているところです。

<営業関連>
6月の営業実績は、タイムが前年同期比-9.3%、スポットが-13.2%、タイム・スポットの合計が-10.5%で、前年度2ケタ減となりました。
第1四半期は、予算はクリアしましたが、前年比で見ると2ケタ減ですから、放送界は相当厳しい状況が続いていると感じています。下期も、そう楽観できる状況ではないという認識は変えておらず、全体としてみると、まだ放送界の景気が底を打ったという実感はありません。

<事業関連>
(辻取締役)
開局45周年記念の冠イベントを2つ発表します。
一つは、来年2010年2月13日(土)・14日(日)に、東京国際フォーラムで公演する開局45周年記念イベント『ARENA DI VERONA PLACIDO DOMINGO in Tokyo』で、イタリアのヴェローナで行われたプラシド・ドミンゴ氏と世界最高屋外歌劇団と言われているアレーナ・ディ・ヴェローナの共同公演を招聘します。
2月13日(土)は、ヴェローナで行われた公演を東京で行い、ドミンゴ氏の十八番「オテッロ」「シラノ・ド・ベルジュラック」「カルメン」のそれぞれ第4幕を上演します。今回の公演の演出上の特色は、背景にCGの映像を使うというもので、これは相当素晴らしい映像です。斬新なオペラになるのではないでしょうか。
2月14日(日)は、アレーナ・ディ・ヴェローナの「AIDA」をドミンゴ氏が指揮するという趣向です。同じように背景を映像演出で行います。

もう一つの45周年記念イベントは、『東京インターナショナルフラワー&ガーデンショー2010』という大規模なガーデンショーで、来年2010年4月17日(土)~25日(日)の9日間、立川の国営昭和記念公園で開催します。国内外から作品を募り、その最高峰を決めるイベントとなりますが、テレビ東京としては主催者の一つとして、番組と連動した盛り上げを行います。8月6日(木)の「チャンピオンズ」の枠を拡大し、「ガーデニング王決定戦」を放送。番組でチャンピオンになった方に、このイベントに出場してもらおうと企画しています。

夏休み恒例のアニメ映画では、公開中の『劇場版ポケットモンスター ダイヤモンド・パール「アルセウス 超克の時空へ」』が7月29日現在、動員は約210万人を超え、シリーズ12作合計で動員5000万人を突破しました。興行収入は約21億5000万円まで行っており、ほぼ狙い通りの推移です。

明後日(8月1日)公開を迎える『劇場版NARUTO-ナルト-疾風伝「火の意志を継ぐ者」』の前売りは、7月27日時点で12万8000枚と、まずまずの状況です。また、劇場版のバックアップとして、今夜(30日)19:00から「NARUTO-ナルト-疾風伝」の60分スペシャルを放送。来週8月3日(月)~7日(金)13:30からは、過去の5作品を5日連続で放送し、地上波でも公開を盛り上げたいと思っています。

ライツビジネスは、「ゴッドタン」が好調です。DVDが非常に好調に推移しており、6月17日に2枚同時発売した第4弾DVDが約5万枚を売り上げ、過去の第1弾からの出荷累計で15万枚を突破しました。DVDは第5弾の準備もしており、10月21日に発売予定です。
また、「てれともばいる」で配信中の着うたも好調で、「ゴッドタン 芸人マジ歌選手権スペシャル」で披露した新作マジ歌の着うたフル配信が約5万ダウンロードを獲得しました。

<新アニメプロジェクト「アニメノチカラ」について>
4月にアニメ局を新設しましたが、そもそもアニメ局を作ったのは、これまでお世話になってきたアニメ業界に対し、新しいクリエイター育成や、新しいアニメの開発といった形で、もっと積極的に関わっていこうという狙いもありました。
その成果の一つとして、この度、「アニメノチカラ」というプロジェクトを立ち上げることになりました。これは、テレビ東京とアニプレックスの共同プロジェクトで、気鋭のクリエイターに集結していただき、オリジナル・ストーリーのアニメーション作品をテレビシリーズで展開するというもの。来年の1月クールから放送を始める予定です。クリエイターの皆さんに、オリジナルアニメーションを制作・放送する機会を提供し、「アニメのテレビ東京」として開発に積極的に関わっていきたいです。

<地デジ推進・デジタル7chキャンペーン>
7月は民放連の地デジ推進の担当月間ということで、現在キャペーンのラストスパートをかけています。デジタル7の認知度もここへ来て上がっていると思います。
キャンペーンの一環で、昨年から「デジタルビンゴ」を非連動データ放送で実施していますが、今年は系列局も一緒に参加しているため、反響が相当あるようです。7月29日現在で、約33万9000件まで伸びていると聞いています。
また、7月1日からリニューアルした 新しい「デジタル7チャンCM」も、今月下旬から新バージョンが登場しました。テレビ東京に馴染みのあるアニメキャラ(NARUTO、ケロロ軍曹、毎日かあさん)や、矢口真里さんといった有名人に登場していただき、こちらのキャンペーンも順調に行っています。

Q.BPOの放送倫理検証委員会による日本テレビへの勧告について
A.勧告は、極めて重い内容だと思います。日本テレビさんは、当初から極めて迅速に対応しておられましたし、きちっと対応されることと期待しています。テレビ東京としても、この勧告の意味をきちんと受け止めて、自分たちの番組の中味や作り方について、再度点検していくことを改めて考えたいと思います。
BPOや放送倫理検証委員会は、我々放送局が番組の問題を自分たちで解決するため自主的に作り、それによって権力の不当な介入を避けるための組織ですが、その活動が現場にほとんど知られてなかったという部分についても、やはりきちっと受け止めなくてはならないと思います。我々の組織、我々の機関ですから、放送に携わるものがもっと認識をする必要がある。これは当社の問題としても、改めて各方面に呼びかけたいと思います。
忙しすぎるというのは確かにあるのかもしれませんが、それは言い訳。特に制作現場に携わっている人たちは、他社の事例も、なぜそういうふうに指摘されたのか、検証してみるくせをつけなければいけないと思います。
形で見える仕組みを作るだけではなく、食事をしたりお酒を飲んだりするときに、そのような話をしてもいい。そういう場が足りないのではないでしょうか。やはり番組作りはいろんな議論の中で生まれるわけですから、日頃のそういうコミュニケーションの中で、議論をすることが大事ではないかという気がします。物作りをタコツボの中でやってしまう傾向があるとすれば、そこは直していかなければなりません。

(広報・IR部まとめ)


会見者: 代表取締役社長 島田 昌幸
常務取締役 編成局、制作局、ドラマ制作室、報道局、スポーツ局担当 兼 BS業務推進本部長補佐 藤延 直道
取締役 コンテンツ事業局、デジタル事業推進局、アニメ局、コンテンツ管理センター担当 辻 幹男
編成局長 多田 暁


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