2009年8月29日放送
衆議院選挙の前日の報道番組で、選挙をテーマに話をするというのは、なかなか工夫がいる。候補者の固有名詞を出すと公平の原則にふれるので、できない。にもかかわらず、全体の流れがわかるようにしなければならない。有権者はどういう姿勢でのぞむべきか、という問いに御厨貴東大教授は「やはり野におけレンゲ草?」とフリップに書いた。私は「新政権にすぐに成果を求めず、我慢できるかどうか」と似たようなことを書いた。政権運営をしたことのない人たちにすぐに結果を求めても無理だ。長い目でみれば政権交代の意味があるのだから、そこを有権者が学ぶべきいいチャンスだろう。
2009年8月22日放送
猫のまーごの人脈はすごい。麻生首相に会うのはなんと3度目である。太田さん、志位さん、福島さんにもこの番組で会って、なでてもらっている。初めてなのは鳩山さんである。鳩山さんは猫がいるのに驚いたらしく「えっ?ここに住んでいる猫?」と聞いた。まーごという名前を覚えて「まーご、まーご」と呼んでみたが、それを見ていた麻生首相「猫が呼べば来ると思っているところがおもしれーな。猫は呼んでも来ないんだよ。呼ばなくても来るのが猫なんだよ。猫を飼ったことないだろう?」。鳩山さんはまるで先生に叱られた生徒みたいに「はいっ」。
2009年8月15日放送
終戦記念日に取り上げるのはこれ以外にないと前から考えていて、戦没画学生慰霊美術館「無言館」にした。この回はなるべく多くの人に見てもらいたいと思って、ぼくの同級生など何人かにメールで告知した。これで6回も美術館を訪れているが、ゲストでお招きした窪島誠一郎氏にお目にかかるのは初めてである。美術館を訪れるたび、事務所におられるのだろうな、と思ってはいたが、お目にかかったりすると、冷静に絵を見ることができなくなりそうな気がしていたからだ。隣で大江麻理子さんが涙をぼろぼろ流していた。美女の涙は心を打つが、おっさんの涙は逆だろうと思って、絶対泣くまいと決意していた。
2009年8月8日放送
横浜市長中田宏さんが突然、市長を辞任する、と聞いたとき、ちょっと驚いたが、彼が若いころに秘書をしていた細川護煕元首相の辞め方に似ているな、と思って納得した。「辞めるのは任期満了か、そうでなければ突然の辞任しかない」と妙に説得力のある話をした。だめになりかけているこの国を建て直す。そのためには何でもする、という。番組の途中で、ああ、おれはうまくいえないな、長すぎるんだよ。小泉純一郎や橋下徹のすごいところは一発でしとめるところなんだよな」と自嘲気味につぶやいた。
2009年8月1日放送
北さんこと北川正恭さんとは長いつきあいだが、まさか職場の同僚になろうとは思わなかった。初めて会ったころは彼は自民党若手のホープだった。たまたま同じ年齢ということもあって、その後は仕事を離れた月一回のゴルフ仲間だった。いま早稲田の大学院の同じ職場でしょっちゅう顔を合わせている。七年前に彼がマニフェスト運動を始めたとき、そううまくは行かないだろうな、と冷ややかに見ていた。それがマニフェストで政権をかけて対決するというとこまでこぎつけた。やはり、生みの親としては感慨もひとしおだろうな、と思う。ああみえて、北さんはドライバーで飛ばすことだけが生きがい、というゴルフです。