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2005年12月19日
ハワイ旅行?
年末の速ホウスペシャルでヤクルトの古田新監督に特別インタビューを
しようという話になった。
イケメンMデスクが投げてきた
「あっこ、古田さんは取材してよく知ってるもんな、ちょっときいてみてよ」
えっ。
そうですか、じゃあ、取り急ぎ、連絡してみましょう
すると、古田さんは
「いやあ、実はあさってから仕事とオフをかねてハワイに行っちゃうんだよ。すまんなあ」
とのこと
いやいや、それじゃあ仕方ないですよ。
年末スペシャルを担当するYデスクやスタッフの所へ報告に行くと
「ハワイか~じゃあ、しょうがないなあ」一同がっくり。ちょっと静かになった
そこへ、イケメンMデスクが黒々した顔をあげて切り出した
「ハワイって深夜便でてるから、あっこ、お前、週末行って帰って来られるんじゃないか?」
・ ・・ハワイ通は飛行機の時刻表まで頭に入っているのか。
Yデスクがいたずらっ子っぽく、きらりと目を光らせた。
「おっ、週末インタビューしてとんぼ返りか?そりゃあできたらすごいなあ、
ハワイなら映像の雰囲気もいいし
あっこが金曜日の番組後に出発して月曜の番組に間に合うように帰ってくれる便はあるのか、Y田、ちょっと調べてみてくれ」
「本気ですかっっっ?????」
目を見開きながらY田君はもうパソコンで時刻表を開いていた。
結果、金曜の夜発、月曜のなんと午後帰国、という2泊4日のすさまじいスケジュールが出てきた。
でも肝心の古田さんのスケジュールは?
すぐ確認してくれっ
はいっ。
またまた連絡をすると電話の向こうで大笑いする声が聞こえた
「まじですか~~~~?ほんとにそんなことする人いるのかね?????いやあ、笑った
笑った、そこまでするならスケジュールはもちろん空けますよ!」
快諾だった!
ああ、クリスマスにハワイ。
そりゃあちょっとは嬉しいけれど、かなり強硬な取材スケジュール。
報道局長には「おっ、佐々木、"ハワイ旅行"に行くらしいな」と突っ込まれる始末。
最大の難関は26日の番組で皆さんにお会いできるかどうか。
今のスケジュールだと、会社に戻れるのは、番組が始まる30分前。
飛行機が遅れたら、赤平アナにはこう言ってもらうつもりです
「佐々木アナは熱心な取材活動のため、遅刻しています、ご了承ください」
2005年12月14日
証人喚問
姉歯元建築士が姿を現した。
一連の耐震強度偽造問題。
この日は国会の証人喚問に、渦中の姉歯氏が姿を現すということで
国会でマイクを握って1時間以上その瞬間を待っていた。
他局の記者が携帯を切るなり叫んだ。
「きたぞ、今国会に入ったそうだ。」
ここは質疑が行われる3階のエレベーターホール。
さっきまでのゆるんでいた空気が一変、緊張に包まれた。
階段を一段抜かしで跳びながら、転びそうになって記者が走ってくる。
はあはあ言いながら「今エレベーターに乗ったぞ!」
おかげでこちらも取材体勢に入った。
エレベータのランプが点灯した。一階・・・二階・・・そしてゆっくりととびらが開いた。
どこだ?姉歯氏は?
衛視が7-8人いて彼の姿は見えない。
どこ?
そしてエレベータの一番はじに部分にすっぽりはまるように立っている彼の姿を見つけた。
テレビで見て想像していたよりもずっとずっと小柄な人で、顔は真っ白、髪は横に
きっちり分けて、軽くこちらに会釈すると、フラッシュの中、委員会室へと歩いていった。
その委員会室で取材席の一番前を陣取り初めて証人喚問を取材した。
きわめて淡々と、耐震構造偽造の方法を説明していく姿は不気味ですらあったけれど
最後に付け加えた言葉が、すべてを語っていると思った。
「やったことは申し訳ないと思っているけれど、一人でできることでもないということを
ご理解いただきたい。」
それから一週間。姉歯氏以外の建築物でも耐震強度が足りないものが見つかった。
彼のあの妙な冷静さは、自分だけがやったわけではない
つまり、他にもいるんだよ・・・そんなニュアンスだったのだろうか。
建設中の高層マンションを見るとざわざわと胸騒ぎを感じてしまう。

