2006年2月27日
トリノ取材日誌 第27回

トリノオリンピック、ついに閉幕となりました!
開幕するまでは長かったですが、
競技が始まってからは早かったですね。
今日はテレビ東京はアイスホッケーの男子決勝の中継でした。
因縁の対決、フィンランド対スウェーデン。
世界的にはものすごく人気の競技です。
試合開始1時間前から沢山のファンが押しかけていました!
結果は白熱の試合でしたが、スウェーデンの勝利。
自分は全く関係ない国にも関わらず
メダルのセレモニーの時には自然と泣けてきました。
それだけ金メダルの重みって、すごいものなのですね。
そしてその後、水野さんと閉会式に行ってきました!!
開会式に負けないくらい、素晴らしかったです!
日本人選手が、割と近くに見えたのですが、非常にいい表情をしていました。
日の丸を掲げた私と水野さんの存在に、
スピードスケートの岡崎選手、田畑選手。
そしてショートトラックの寺尾選手、神野選手などが気づいてくれました!!
聖火が消えたときはますますオリンピックは終わったのだと実感しました。
その後すぐにスタジオに戻り、「朝は楽しく!」の生中継でした。
今までのオリンピックの心に残ったこと、お話しました。
色々な場面が思い浮かびますが、
やはりフィギュアスケートの荒川選手のフリー演技。
ショートトラックの神野選手の1500m7位入賞の瞬間。
ミックスゾーンでのインタビューは一生の思い出です。
最後にアルペンスキーの皆川選手。
素晴らしい4位入賞です、銅メダルに届かなかったのが悔しい限りですが、
皆川選手のあの滑りは頭にこびりついて離れません。
今回のオリンピックは自分自身にとって、かけがえのないものとなりました。
感動を与えてくれた選手たち、本当にありがとうございました!!!
2006.02.27
投稿者 taguchi : 12:20 | コメント (0)
トリノ取材日誌 第26回

皆さん、快挙です!
アルペンスキー男子回転で
皆川賢太郎選手が4位、
湯浅直樹選手が7位入賞を果たしました。
この競技で日本人選手の入賞が2人もいることは、
ものすごいことなんです。
試合後、テレビ東京のトリノスタジオにお越しいただきました。
皆川選手は惜しくもメダルまで0.03秒差でした。
距離で言うとほんの50センチメートル位だと話していました。
一本目を3位でフィニッシュした皆川選手。
二本目まで2時間30分も間があきます。
そのときはアップをしたり、食事を取ったりしていたということです。
心境はいつもとそんなに変わらなかったと言います。
そして迎えた二本目。
皆川選手が滑り終わった時点で3位。
あと二人を待つ身となりました。
しかし最後のライヒ選手がトップでフィニッシュし、
皆川選手は4位となりました。
2002年のソルトレークオリンピックのすぐ後に膝の靱帯を損傷し、
選手生命が危ぶまれました。
しかし懸命のリハビリとトレーニングで、
見事復活を果たしたのです。
私も学生時代競技スキーをやっていて、
大学二年のときに足首を怪我しました。
手術が必要ということで、全治2ヶ月で病院に入院していたのですが、
そのときにリハビリの隣のベッドに、
な・なんと皆川選手がいらっしゃったんです!!
まさかこのトリノオリンピックのスタジオで
再びお会いできるとは思いませんでした。
そんなこともありまして、
私にとっては非常に感慨深いスタジオ収録となりました。
今シーズンメンタル的にもフィジカル的にも良い状態で
きていると話していた皆川選手。
まさにその通り、結果を出してくれました!
感動を与えてくれて本当にありがとうございました!!
2006.02.26
投稿者 taguchi : 11:18 | コメント (0)
2006年2月26日
26日はアイスホッケー決勝!フィンランドVSスウェーデンです。両国の応援グッズを身に着けた二人は……
もちろん、水野さんと滝井アナです!
投稿者 taguchi : 17:07 | コメント (0)
2006年2月25日
トリノオリンピックで荒川静香選手、日本初の金メダル!会場でその演技を目の当たりにした水野さんと滝井アナも感動!感動の嵐。その荒川静香選手がメダルを持ってトリノ特設スタジオに来てくれました。
日本中が歓喜した荒川選手の演技。みんなが勇気をもらいました!
投稿者 taguchi : 16:19 | コメント (0)
トリノ取材日誌 第25回

トリノオリンピックも大詰めを迎えています。
荒川選手の金メダルから一夜明け、
こちらトリノの日本人スタッフの間では
昨日の余韻を楽しんでいるかのように、
荒川選手のフリーの曲「トゥーランドット」を
口ずさむ人が続出しています。
やはり昨日の感動は皆さんの胸に深く刻み込まれたようです。
そして今日は入賞者によるエキシビジョンが行われました。
日本からは荒川選手と村主選手が出場しました。
金メダリスト・荒川静香選手が登場すると、会場中は割れんばかりの拍手に包まれました。
演技も昨日の本番並みの、ミスのないきれいな滑りでした。
金メダリストだけリクエストがあるのですが、
そこでは得意のY字スパイラルを披露していました。
「オリンピックのエキシビジョンに出るのが夢」
と語った荒川選手の願いは叶い、
金メダリストとしての実感が湧いてきたと話していました。
この荒川選手の金メダルで、いつもよりもっとトリノは忙しくなりました。
しかしこれは嬉しい悲鳴です。
大会終了間際までメダルを獲れていない日本チームにとって、
荒川選手の金は本当に嬉しいものでした。
疲れなんかも一気に吹っ飛んでしまいました!
明日はいよいよ注目のアルペン男子回転です。
「ガンガン行く」と話していた佐々木明選手。
荒川選手の金に触発されて是非とも、良い結果を出してほしいです。
そして忘れてはならないのが、ショートトラックです。
男子500mには寺尾悟選手。女子1000mでは小沢実夏選手が出場します。
2006.02.25
投稿者 taguchi : 16:11 | コメント (0)
2006年2月24日
トリノ取材日誌 第24回

フィギュアスケート女子シングル、荒川選手が金メダルです!!
日本中が期待する中、今大会日本人選手初の金メダル。
フィギュアスケート界日本人初、
もっと言えばアジア初の金メダル。
スルツカヤ選手、コーエン選手を
圧倒的な得点差で抑えての金メダル。
そしてもちろん、
荒川選手自身初の金メダルです。
この金メダルは色々な意味を持った、
非常に重みのあるメダルとなりました。
私は会場で生の演技を見ていました。
荒川選手の演技が始まり、
最初のコンビネーションジャンプを成功させたくらいから、
もう会場の空気は荒川選手のものとなっていました。
荒川選手の得意とする、Y字スパイラル、そして豪快なイナバウアー。
国境を越えて、会場の観客全員の拍手が止まりませんでした。
その荒川選手の演技の素晴らしさと、この会場の一体感に感動して、
涙が自然と溢れてきました。
演技が終わると、今日初めてのスタンディングオベーションでした。
この瞬間、荒川選手の金メダルを確信しました。
そして最後のスルツカヤ選手の演技が終わり、荒川選手の金メダルが確定しました。
スルツカヤ選手の演技は気にならなかったと荒川選手は言います。
もうとにかく、滑り終えていい結果が出せたことで
嬉しい気持ちだったと話していました。
4年前のソルトレークは出場を逃し、悔しい思いもありました。
荒川選手にとっては8年越しの思いとなります。
先シーズンは怪我で思うように結果が出せなく、
一度はスケートを離れようかと考えたこともありました。
しかし、今こうして荒川選手は金メダルを手にしました。
そんな荒川選手から出た言葉は「スケートをやめないで良かった」。
この言葉を聞くと、また涙が出そうになります。
本当に私たちに感動を与えてくれました。
この歴史的瞬間に立ち会えたことは一生の宝物です。
2006.02.24
投稿者 taguchi : 13:20 | コメント (0)
トリノ取材日誌 第23回

ショートトラック、今大会最後の個人戦が始まりました。
今日の男子500mには
4度目のオリンピック出場の寺尾悟選手、
そして長野オリンピック金メダリストの西谷岳文選手
が出場します。
女子1000mには、
先日の1500mで7位入賞を果たした神野由佳選手、
オリンピック出場は初めてとなる小沢美夏選手が
出場となります。
今日は選手のインタビューアーのため、
ミックスゾーンにてモニターでの観戦となりました。
まずは男子の500mの寺尾選手。
この500mには本人も「一番思い入れがある」と話すほど、気合が入っていました。
また今大会1500m、1000mとあまり納得のいく結果が出せていないこと、
この500mが4度目のオリンピックの集大成となることなど、
寺尾選手にとっては絶対に通過しなければならない予選でした。
レースはフライングで始まるなど、ドキドキさせられる部分もありましたが、
落ち着いた攻めのレース展開で見事1位通過!
ミックスゾーンの寺尾選手の表情は、ほっとしたのか笑みがこぼれていました。
しかし次に向けた闘志も鋭い視線から感じられました。
25日の準々決勝へ4度目の思いをぶつけてほしいと思います。
続いて西谷選手。
ソルトレークの金メダリスト、
アポロ・アントン・オーノと同じ組でのレースとなりました。
西谷選手は初めて出場した長野オリンピック500mでいきなり金メダルを獲得。
ソルトレークでは本番の55日前に骨折したにもかかわらず、
レースには出場しました。
「長野での金メダルがまぐれでなかったことを証明したかった」からです。
そしてこのトリノオリンピックは
ソルトレークのリベンジをすると話していました。
しかし結果は予選敗退。
ミックスゾーンでは
「結果は良く無かったですけど、今回が
五輪に臨むにあたっての生活や練習はうまくいった。
その点では良かったと思う」
と冷静に話していましたが、その目にはうっすら悔し涙が見えました。
女子の1000m。
オリンピック初めての個人種目出場となる小沢美夏選手。
しかも第一組出場とあって、緊張のレースとなりましたが
見事2位フィニッシュで25日の準々決勝出場となりました!
そしてエース神野選手のレース。
まさかの3位フィニッシュで予選敗退となりました。
途中まで順調に2位をキープするレース展開。
しかし残りのわずか半周で強引に抜かれ3位に転落しました。
私たちも全く予想していなかった展開に、しばらく固まってしまいました。
ミックスゾーンの神野選手も非常に悔しそうでした。
今日はお母さんも駆けつけていたこともあり、
「申し訳ない気持ちでっぱいです」と話していました。
「でも1500mでの7位入賞があったので、それは良い結果として受けとめています」
これで神野選手のトリノオリンピックが終わりました。
ショートトラックの選手たちが、厳しいトレーニングをずっと
積んできていたところを取材して知っているだけに、
今日の西谷選手や神野選手の悔しさが、自分のことのように伝わってきて
非常につらいインタビューとなってしまいましたけれども、
寺尾選手や小沢選手の準々決勝進出は、本当に嬉しいインタビューとなりました!
25日のレースも皆さん、見守っていてください。
注目の決勝は、25日(土)深夜3時~生中継!!
2006.02.23
投稿者 taguchi : 11:38 | コメント (0)
2006年2月22日
トリノ取材日誌 第22回

今回のオリンピックで一番の注目と言っても過言ではない、
女子フィギュアの日がやってきました!
今日はショートプログラム。
滑走順は安藤選手、荒川選手、村主選手の順です。
会場のパラベラ競技場は超満員。
私たちテレ東軍団4名も280ユーロもするチケットで、入場致しました。
19:00に競技がスタートしました。
まず日本人選手最初の演技は14番目の安藤選手です。
全身黒の衣装で登場した安藤選手の表情は少し硬く見えました。
しかし演技が始まると表情が一変。
安藤選手の演技からは、今持っている力を出しきろうという気持ちが伝わってきました。
ポイントは56.00の高得点。
今まであった相当のプレッシャーから解き放たれた、
晴れ晴れとした笑顔を見せていました。
続いて荒川選手。赤と白の衣装をまとい、登場しました。
この時点でトップは66.70ポイントのロシアのスルツカヤ選手。
会場からは多くの日本人応援団からの
「しーちゃん、頑張れ!」の声が飛び交います。
地元イタリアでも評価の高い荒川選手。
その言葉通り、ほとんどミスの無い完璧な演技でした。
演技を終えた荒川選手の表情、それは鳥肌が立つほどの素晴らしい笑顔でした。
そして得点は66.02ポイント。
この時点でスルツカヤに次ぎ、2位となりました。
そして最後は村主選手。
土壇場に強いと言われる村主選手が大舞台で見せてくれました!
ジャンプはもちろん、滑りの一つ一つ全てが「きれい」で
ため息が出るほどでした。
得意の表現力で観客の心をがっちりつかんでいました。
結果は61.75の暫定3位。
この時点で日本人選手2人が表彰台圏内となりました。
今日のショートプログラムの大トリは、アメリカのサーシャ・コーエン選手。
とてつもなく高い身体能力、ミスの無い演技、
何をとっても文句のつけようが無い演技でした。
自然と拍手が出ていました。
あの演技を目の前にして、会場の盛り上がりは最高潮に達していました。
いよいよクライマックスの女子フィギュアスケート・フリーは
現地時間の23日に行われます。
日本人3選手とも、今日の演技を終えた時点で共通して言えるのは、
とてもいい表情をしていたということです。
この状態でフリーに持っていけば、世界の強豪がいる中にも、
メダルの可能性は大いにあります。
日本中の期待は大きすぎるとは思いますが、
ぜひ最後に嬉しい知らせをもたらしてくれることを祈っています!!
2006.02.22
投稿者 taguchi : 13:18 | コメント (0)
2006年2月21日
トリノ取材日誌 第21回

カーリング日本女子チームが感動を与えてくれました!!!
結果は7位入賞という大健闘でした。
なにより選手の皆さんのチームワークに拍手を送りたいです。
今日試合を終えた皆さんに、
スタジオ生出演していただきました。
カーリングチームは主将の小野寺歩選手、
副将の林弓枝選手、あだ名はマリリンの本橋麻里選手、
目黒萌絵選手、そして寺田桜子選手の5人です。
日本は予選で、長野オリンピック金メダルのカナダ、
ソルトレークオリンピック金メダルのイギリスを倒すなど、
迫力のある試合を見せてくれました。
しかし残念ながら予選最後のスイス戦で負け、決勝進出はなりませんでした。
試合後のインタビューで選手の皆さんは悔しさで、泣いていました。
特に主将の小野寺選手は
「オリンピックという夢を叶えるために、
厳しい私にみんながここまでついてきてくれたことに感謝したい」
という話をした途端、大粒の涙が頬をつたっていました。
個人競技が多い冬のオリンピックですが、
今回このカーリングで初めて「チームワークの重み」
というものを感じました。
みんなで挑戦してきたからこそ、色々な意味の悔しさが思いがあるだろうし、
この涙があるのだろうと思いました。
表彰台という結果までは届きませんでしたが、
日本に大きなカーリングブームを巻き起こしてくれましたし、
何より感動をくれました!
ぜひ4年後のバンクーバーも活躍を期待しています。
2006.02.21
投稿者 taguchi : 19:24 | コメント (0)
2006年2月20日
トリノ取材日誌 第20回

こちらトリノではなかなか日本人選手の朗報が聞けず、
東京にいいニュースをお届けできなくて残念な限りです。
今日はオリンピックが開幕して初めて、トリノ市内に雪が降りました。
今も降り続いていますが、先ほどホッケー会場から帰ってきたカメラさんは、
「えらい目に遭った~!」と言っていました。
通常は車で10分のところを雪の影響で2時間もかかったんだとか。
競技場近くを走っている、トラム(路面電車)に乗ったら、
なんと前を走っていたトラムが雪で故障。
後続車両の乗客は当のカメラさんを含めその場で下ろされ、
みなさん雪の中をさまようハメに……。
こちらに来てずっと天気がよく暖かかったため、ちょっと油断していました。
とは言え北海道・稚内と同じ緯度ですから、侮れませんね。
トリノは日本人選手のメダルがなく、少し寂しい雰囲気が漂っていますが
後半戦きっと何かが起こるはずです!
女子フィギュアスケートの村主・荒川・安藤選手。
アルペン男子回転の佐々木明選手。
そしてショートトラックは寺尾悟選手と神野由佳選手。
ジャンプの団体もまだあります!
日本からも大声援をお願いします!!
ところで私が最近はまっているのが、
トリノ名物の「ジャンデュイオット」というチョコレート。
私のデスクの上にはそのチョコレートが袋詰めになっておいてあります。

ナポレオンの時代、カカオの代用としてヘーゼルナッツを
チョコレートに練りこんだのが発祥だそうで
「なるほど!この甘みはヘーゼルナッツなのか!!」
と納得するまろやかさ。
とにかくおいしいんです!
不思議なことにこのチョコレート、冷やしても柔らかいんです。
そして必ずこの台形の様な形をしています。
チョコレートの食べすぎで、トリノオリンピックから帰るころには
顔がまん丸になっているかもしれません……。
2006.02.20
投稿者 taguchi : 10:07 | コメント (0)
2006年2月19日
トリノ取材日誌 第19回

さあ、皆さん! トリノオリンピック後半戦のスタートです。
今日はショートトラックの男子1000m・女子1500mがありました。
男子は4度目の五輪となる、寺尾悟選手。
女子は日本のエース、神野由佳選手が出場となりました。
寺尾選手は4年前のソルトレークシティーで1000mは無念の失格となり、悔しい思いをしました。
本人も思い入れがあると語るように気合が入ります。しかし結果は準々決勝で敗れ9位。
インタビューでも、「せめて準決勝には進出したかった」と悔しそうな表情でした。
しかしまだ寺尾選手が一番得意としている500mがあります。
本人も次に気持ちを切り替えたいと前向きに話していました。
そして注目が集まった神野由佳選手の1500m。
「得意種目なので攻めて行きたい」とは本人の言葉。
コーチの柏原氏も「1500mで波に乗っていけるかどうか、そこが勝負所だ」と言うくらい、
大事なレースとなりました。
まずは予選を突破。次の準決勝では他の選手と接触し転倒。
4位に終わり、決勝進出はなりませんでした。
次の7~12位の順位決定戦に回って2位フィニッシュ。
9位という結果でレースを終えました。
その後のミックスゾーン(選手を取材陣が取材する場所)で
神野選手にインタビューしました。
「率直な今の気持ちは?」という質問に対し、
「準決勝で上位を狙っていける組み合わせだったので、やはり悔しさが残る」
と神野選手、うっすら涙を浮かべながら話していました。
そんな時、私の元に朗報が入ったのです!
テレビ東京スポーツ局のディレクター白石さんが、
スッと私の目の前に出したメモに「7位」と書いてあったのです!
「神野さん、7位入賞です!」と伝えると、
神野選手は、「本当ですか!?」と言った途端、
一気にその場で泣き出してしまいました。
決勝で失格者が2人出たため、
神野選手の順位が9位から7位に繰り上がったのです。
私も思わず嬉しくて泣きそうになりながら
「神野選手は日本のエースとして、周りの人からのいろんなプレッシャーがあっただろうし、
それを影で柏原コーチなど沢山の方が支えてくれましたよね……」
と言うと、神野選手はうんうんと頷きました。
その時、柏原コーチが順位の変更を伝えようと
神野選手の元に「神野!7位!!良かったなぁ!」
と駆け寄ってきました。
神野選手はまた涙をこらえきれなくなって、
柏原コーチの胸で泣いていました。
「コーチ、これで1000mに弾みがつきますね!」
と声をかけると、「うんうん、本当に良かった!」
とうっすら涙を浮かべながらも満面の笑みで答えてくれました
インタビューが終わった後、
ずっとショートトラックの取材をしてきたディレクターの白石さんの嬉し涙で、
またもらい泣きしてしまった滝井でした。
これで勢いに乗った神野選手、1000mに益々期待がかかります!

2006.02.19
投稿者 taguchi : 11:19 | コメント (0)
2006年2月18日
トリノ取材日誌 第18回

早いものでトリノオリンピックも前半戦が終了となりました。
テレビ東京でも今日、前半戦ハイライトを放送しました。
残念ながら今のところ日本のメダルはゼロという状況ですが、後半戦も日本人選手が出場する種目が、たくさん控えています!!
注目はテレビ東京でも中継するショートトラック。
神野選手は得意の1500mでメダルを狙います!
ソルトレークで転倒という苦い経験があり、そしてトリノオリンピック先日の500mではアクシデントに巻き込まれながらも転倒せず「戦う気持ち」というものを見せてくれました。
開幕前トリノに入ってから2回も自己のラップを更新するなど、確実に進化している神野選手。
メダルも十分狙っていけます。
そして男子はベテラン寺尾悟選手。
思い入れの強い500mと、ソルトレークで失格という悔しい思いをした1000m。
「この2種目は狙っていく」という本人の言葉通りに、4度目の正直となるのでしょうか!
また女子フィギュアスケートの村主、荒川、安藤の3選手。
アルペン男子回転の佐々木、皆川両選手など、期待したい競技があります。
前半戦を終えたところで、後半にいい成績が出るように、水野さんと一緒に祈りの意味もこめて、記念写真です!
ネーベとグリッツにも日本の応援をお手伝いしてもらいました☆

2006.02.18
投稿者 taguchi : 20:55 | コメント (0)
2006年2月17日
トリノ取材日誌 第17回

フィギュアスケート男子、日本でただ一人出場の高橋大輔選手。
今日(現地時間の16日)夜にフリーが行われました。2日前のショートプログラムでは5位につけています。
十分に表彰台を狙える位置でのフリーの演技となりました。
ショートプログラムでは出場選手の中でトップの出場。
そして今日のフリーでは最後の出場の高橋選手。会場のパラベラ競技場は満席です。
特に高橋選手が登場する最終組はスター選手が数多く、声援も一際大きくなりました。
最終組最初の演技は、ショートプログラムで2位に10点差をつけダントツ1位のロシアのプルシェンコ選手。
ミスのない完璧な演技で観客席はさらにヒートアップ。
会場全体を自分の世界に引き込んでしまうという彼の強さを感じました。
そんな盛り上がりの会場の中、大トリで登場した高橋大輔選手。
「ショートプログラムでは足が震えてしまったので、今日は楽しんで滑りたい」
と話していました。
演技前のその表情は、気合が漲(みなぎ)っていました。
注目が集まった、最初のジャンプ4回転トーループ。
そこで惜しくも着地に失敗。一瞬会場がどよめきました。
しかしそんなミスを引きずらず、その後は大きなミスもなく演技を終えました。
その高橋選手の精神力と、やはり彼の持ち味のきれいな滑りには感動しました。
結果は思ったよりも点がのびず、8位に終わりました。
本人は、「自分が満足できる演技をすることが出来なかった」と悔しそうでした。
やはり最初のジャンプの失敗が大きいのでしょうか?
しかし私は見ていてそんなことは感じませんでした。
高橋選手の演技に観客席は引き込まれていました。
また4年後のバンクーバーオリンピックでそんな空気を出してくれることを期待します。

2006.02.17
投稿者 taguchi : 16:33 | コメント (0)
2006年2月16日
トリノ取材日誌 第16回

皆さん、ご存知ですか?今回のトリノオリンピックのマスコット、ネーベとグリッツを!!
彼らには色々なところで遭遇します。
メディアが拠点を構えている、IBC国際放送センターにも。
トリノ市内のお店のショーウィンドウにも。
そして選手村にも!
開会式にも登場していました。
このネーベとグリッツ、デザイナーはポルトガル人のペドロ・アルブクエルクさんで、200以上寄せられたデザイン案の中から採用されたということです。
イタリア語でネーベは「雪」、グリッツは「氷」という意味なのですが、グリッツに関してはトリノ市があるピエモンテ州の方言なのだそうです。
彼らのもっとも重要な役割は、試合後のダンシングです。
表彰式が始まるまでの時間にステージ上に登場して、数名のダンサーと踊りだすのです!
意外にも切れのあるダンスを繰り広げていた彼らですが、やはり階段の上り下りは人の手が必要なようで、スタッフに抱えられながらそろりそろりと降りていきました。
その光景が非常にかわいかったので、今回皆さんにご紹介しました。
映像ではあまり移らない部分ですが、もし画面の片隅で見かけたら注目して見てみてください!
ちなみに私はテレビ東京のスタッフの間で、ネーベ(丸い顔の・・・)に似ていると言われています(笑)
2006.02.16
投稿者 taguchi : 16:18 | コメント (0)
2006年2月15日
2月14日スピードスケートで4位に入った岡崎選手と大菅選手が、トリノの特設スタジオに来てくれました!
大舞台を終えて少しほっとした表情のお二人でした。
投稿者 taguchi : 19:40 | コメント (0)
トリノ取材日誌 第15回

今日こそ今大会日本人初のメダルなるか!?
期待が高まったスピードスケート女子500m決勝。
残念ながらメダルはなりませんでした。

しかし岡崎選手が4位入賞。大菅選手が8位入賞を果たしました。
試合後には夜遅いにも関わらず、テレビ東京のトリノ特設スタジオにて
「朝は楽しく!」の生中継に出演してくださいました。
お二人とも非常に表情が穏やかで、
大舞台で戦ってきた後の達成感の様なものを感じました。
やはり岡崎選手はメダルに届かなかった悔しさはあるし、
主将として日本にメダルを持ち帰りたかったと話していました。
次のバンクーバーに関して伺うと、
「行きます!!」と力強く答えてくれました。
ぜひまたトレードマークのお下げで出てくれることを期待します!
また大菅選手には4年前のソルトレークでのスタートの失敗について伺いました。
すると「全然意識しなかったです」とサラリと答えてくれました。
大菅選手自身がオリンピック前に
「4年前より精神的に成長した」と話していたのは
本当だったのだと改めて思いました。
大菅選手はまだバンクーバーのことは分からないと話していましたが、
ぜひ4年後も二人の活躍を見られることを願っています。
2006.02.15
投稿者 taguchi : 12:32 | コメント (0)
2006年2月14日
トリノ取材日誌 第14回

テレビ東京の中継第一弾、スノーボード女子ハーフパイプの日がやってきました!
この日の大会1時間前の気温は-9℃。
人気のこの種目はチケットも完売で、スタンドはほぼ満員。
日本人の応援団も多く見られました。
日本が誇る最強カルテット。
日本のエース山岡聡子選手、高さが武器の中島志保選手、
技のこだわりは誰にも負けない伏見知何子選手、
そして兄・童夢選手の雪辱を果たしたい今井メロ選手。
その4人の前には最強軍団のアメリカが立ちはだかります。
予選1本目。
日本のメディアも固唾を呑んで見守る中、今井メロ選手がスタートしました。
1発目のエアーは大技メロ720。
その技の大きさに歓声が上がりました。
しかし次の瞬間ため息に変わっていました。
着地に失敗し、演技が終わってしまったのです。
ミックスゾーンのメロ選手は意外にもケロッとし、
「やっちゃった!」と苦笑いでした。
予選1本目の上位6名が決勝進出という中、
中島選手が5位で通過。
残る日本人3選手は予選2本目に挑みます。
そこでも上位6名が決勝進出となり、合計12名で決勝は戦うことになります。

今井メロ選手の予選2本目。
またも大きなメロウセブン720!
しかし次のエアーにいくはずのメロ選手が出てきません。
またも同じところで着地に失敗し、腰を打ってしまったのです。
その後メロ選手は救急車でヘリポートまで運ばれ、
ヘリコプターでトリノ市内の病院へ直行しました。
幸い大事には至らず、夜には選手村に戻ったということです。
メロ選手の結果は残念でしたが、
中島、山岡、伏見の日本人3選手は決勝進出となりました。
特に6位でぎりぎり決勝進出となった伏見選手は、
ミックスゾーンのインタビューで嬉し涙を流していました。
23歳でスノーボードを始めた遅咲きのライダーは、
オリンピックの舞台でこだわりの演技を存分に表現していました。
そしていよいよ待ち望んでいた決勝が始まりました。
日本の作戦としては「とにかく攻めの滑りをして、
後から滑るアメリカ勢にプレッシャーをかけること」
とコーチが話していた通り、果敢に攻めてきました。
最初に滑った伏見選手は彼女のこだわりである
「アーリー540からのつなぎ」を大きなエアーで決めてきました。
しかし次の3発目の技で着地に失敗。
次の山岡選手は最後には新技の720(二回転)をぴたりと決めガッツポーズ。
最後に中島選手は持ち味の高さを出したエアーでしっかりまとめてきました。
しかしはりアメリカ勢が強かったです。
技の高さも回転数も男子並み、見ていてため息が出るほど完成度が高いです。
しかも技のバリエーションも豊富でした。
表彰台1・2をアメリカが独占し、
日本の中島選手9位、山岡選手10位、伏見選手12位という結果でした。
残念ながら今大会初の日本人選手のメダルとはなりませんでした。
三人の中で一番悔しそうに私が見えたのが、山岡選手。
うっすら涙を浮かべ、「悔しい、ちょっと予選では慌ててしまった」
と話していました。
普段から頭を使って冷静に戦う山岡選手ですら、
このオリンピックという舞台では、落ち着けなかったと話しています。
やはりこの4年に一度の大舞台。只者ではないです。
2006.02.14
投稿者 taguchi : 13:53 | コメント (0)
滝井礼乃アナウンサーが各局のトリノオリンピック現地アナウンサーとともに都内で会見。
初めてのオリンピック取材への意気込みを、元気よく語りました。
「大学時代は競技スキーをしていたので寒いところは慣れています!選手の熱い
思いを伝えたいと思います。」
また「感動が待っトリ~ノ」というキャッチ
フレーズの民放共通CMも発表されました。
皆さん、滝井アナがCMのどこに出てくるか注目していてくださいね!
投稿者 taguchi : 12:19 | コメント (0)
2006年2月13日
トリノ取材日誌 第13回

期待の男子スノーボードハーフパイプ、決戦のときがやってきました。
日本は最強の侍たちを送り込みました。
今季W杯2勝を挙げている國母和宏選手。
ソルトレークシティ五輪5位の中井孝治選手。
とにかく高さは負けないと話す村上史行選手。
そしてダイナミックな技が持ち味の成田童夢選手。
大会前の公式練習の取材でも、みんな「調整は順調です」と
口を揃えて話していました。
その言葉通り、予選1本目からほぼ完璧な滑りを見せた4人。
指摘するとすれば着地のわずかな乱れくらいです。
しかし点数が出ませんでした。
結局日本選手は決勝進出上位6名には残れず、
予選2本目に進むことになりました。
運命の2本目。
これで上位6名に入れなければ予選敗退です。
結果は残念ながら日本人選手全員、決勝に進めませんでした。
直後のインタビューで大粒の悔し涙を流した成田童夢選手。
今まで取材してきた中で、童夢選手のこんな姿見たことありませんでした。
童夢選手にとって今シーズンは、
怪我からの復活、親からの独立など、色々なことがあった一年でした。
そんな中でもいつも明るく元気でした。
その日の夜、トリノのテレビ東京のスタジオに出演してくれた童夢選手。
その表情はもう吹っ切れたものがありました。
「とりあえず1ヶ月くらいは体休めます。お尻が痛い!」と笑いつつも、
「次はバンクーバー狙いますよ!見ててください!!」
と真剣な表情も見せてくれました。
童夢選手の挑戦は、トリノオリンピックが終わった今から、もう始まっています。

↑モーグル会場
2006.02.13
投稿者 taguchi : 14:10 | コメント (0)
2006年2月12日
トリノ取材日誌 第12回

トリノ入りして早や9日が経ち、いよいよ今日大会初日を迎えました!
今日はまずスポーツ魂の生中継のため、セストリエールへ向かいました。
トリノ市内から車で約2時間。アルペンの大会が行われる山岳地帯です。
ここにはジャンプやアルペンの選手村もあるんです。
今日は本当に良い天気で、真っ青な空と真っ白な山々のコントラストがきれいでした。
またそこにある選手村のカラフルな色がよく映えていて、
まるでおもちゃの模型を見ているような気分でした。

現地時間の16:00頃に東京との中継がつながっていたのですが、
その頃ちょうどサウゼドルクスの会場でモーグル女子予選が行われていたんです。
日本人選手、ぜひ予選は通過してほしいとスタッフ一同願っていた矢先に、
朗報が入りました。
「上村選手、里谷選手、伊藤みき選手が決勝進出!!」
喜びも束の間、そこで入りたての情報を日本にお伝えして、
無事中継が終わりました。
その足で私たちはいざモーグル会場へ出陣したわけです。
決勝も1本勝負、会場にはただならぬ緊張感が漂っていました。
そんな中、上村選手はコーク720という大技をぴたりと決めたのです!
そのときは会場中から大きな歓声があがり、
私の胸にも熱くこみ上げるものがありました。
その時点の得点は2位。
しかし最終的に5位という結果でした。
試合が終わった後、私たちが取材拠点を構えている
IBC国際放送センターに来ていただきました。
「大技コークスクリュー720、決まりましたね!」
という質問に対して、
「これは高く跳んだなぁと思って、気持ちよかったです!
満足してます。でももちろんバンクーバーも行きたいです。」
と話していました。
上村選手のスキーを愛する純粋な気持ちがひしひしと伝わってきました。
ぜひこれからも成長を続ける上村愛子を見せてくれることを期待しています。
2006.02.12
投稿者 taguchi : 14:08 | コメント (0)
2006年2月11日
トリノ取材日誌 第11回

トリノ五輪開幕!!
現地時間の2月10日夜8時にトリノオリンピックが開幕しました!
2月2日にトリノ入りしてから8日が経ち、街の盛り上がりと共に、
私の胸の高鳴りも増してきました。
聖火は前日の昼ごろトリノ市内に入り、無事ピアッツァ・マッサウア広場に到着。
街では2月に開通した地下鉄の電気系統が落ちてしまったというハプニングもありましたが、
開幕までには復旧したということです。
夜8時からの開会式に向け道が規制され、街は大渋滞。
セキュリティーチェックのため、8時開始にもかかわらず、
夕方5時には会場に到着して並ばなければなりませんでした。
やっと中に入り、1時間が経過。
いよいよ待ちに待った開会式が始まりました。
炎と光の幻想的なショーの後に、選手団の入場です。
日本選手団は32番目の登場となりましたが、
地元イタリアの人々も、日本の登場を大いに盛り上げてくれていました。
選手たちはみな晴れ晴れとした表情で、
カゼで欠席が予想された岡崎朋美選手も笑顔でした。
明日からの競技のメダルへの期待を膨らませてくれました。
選手宣誓には今季W杯アルペンスキー男子回転5連勝のジョルジョ・ロッカ選手。
聖火リレーには同じくアルペンのアルベルト・トンバ氏が登場しました。
またフェラーリがドリフトして出てきたり、
ショーの色使いの大胆さが、いかにもイタリアらしいなと思いました。
明日はさっそくモーグルの会場に行って参ります!
日本人選手の幸先の良いスタート、熱望しております!!

↑ 開会式のチケット!
2006.02.11
投稿者 taguchi : 14:05 | コメント (0)
2006年2月 7日
トリノ取材日誌 第10回

いよいよ第20回冬季オリンピックが開催される、イタリア・トリノにやってまいりました!
2月2日に現地に到着して早いもので5日が経ちました。
オリンピック開幕まであとわずか、
トリノの街はオリンピックムードが高まってきています!
早速トリノの中心街に取材に行ったのですが、とにかく建築物がきれいなんですよ!
バロック様式の厳かな建物がずっと続いているんです。
街中にはオリンピックを盛り上げる赤い旗が至る所に飾られていて、
そのコントラストが非常におしゃれです。
また、バス、国鉄、そしてトラムという路面電車が走っているんですが、
さすがイタリア(?!)、定刻どおりには一切来ません。
20分遅れなんてザラなんです。
私が滞在しているホテルから、
IBCという国際放送センターまで通うのに、通常車で15分のところが、
1時間はかかってしまうんです。

最初はこのペースに驚いてばかりでしたが、最近はこののんびりペースに慣れてきました。
時間通りに来ると期待しないことが一番ですね(笑)。
オリンピックの会場も実はまだ完成しきっていないところがあるんですよ。
なんとしても開幕までには万全の体勢になるよう祈るばかりです……。
2月7日、トリノにて。
2006.02.07
投稿者 taguchi : 22:34 | コメント (0)
2006年2月 1日
トリノ取材日誌 第9回

トリノオリンピック開幕まで10日を切りました!!
私もいよいよトリノへ出発します。
出発の前日になって、ようやく荷造りを始めました。
そんな中、すでに現地に入っているスタッフによると、
「トリノはとにかく寒い!」(緯度は北海道の稚内と同じ)
というわけで防寒着をたくさん詰め込んでいたら、
あっという間にトランクはパンパン。
今から何を減らそうか考えているところです。
それから、トリノは街もホテルもすごく乾燥しているらしいです。
そのため、「日本人がみんな加湿器を買っていくので、品薄状態だよ」とのこと。
私も早速加湿器を一つ確保してもらいました。
海外で調整をしている選手達も徐々にトリノの選手村に入ってきています。
トリノに着き次第取材をしていきますので、随時お伝えしていきます!!
それでは行って参ります~!
2月1日、東京にて。
2006.02.01