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井原敏夫・信子夫妻に娘の有紀さん。
「娘と一緒に暮らしたい」その夢を実現するべく和歌山の超人気店
お好み焼きの「朝日堂」をたたんで、東京へ越してきた敏夫さんと信子さん。
閑静な住宅の一角で、娘と一緒に楽しみながら仕事をするべく、
今回、店舗部分を含む住宅造りに挑戦!
果たして、どんなドリームハウスが完成するのでしょうか!?
店舗希望
住居希望
家庭的な雰囲気
ホームエレベーター設置
客席は全部で15席程度
プライベートの確保
使いやすい厨房
日当たりの良いリビング
    全ての部屋に床暖房
5000
敷地面積 112,1㎡(34坪)
建ぺい率 70%
容積率  200%
 
そんな井原さんの夢をカタチにするのが、
建築家、中島一裕。
「建築はあくまで、施主のもの」という信念を
貫きながら、都会のモダンな住宅を数多く手掛けてきた
中島さん。そんな中島さんが井原さんのために
考え出したプランがコチラ!

1階の店舗部分をコンクリート造、住居となる2階と3階を木造とする2層建築の
店舗兼住宅。建物の表面に張り巡らせたルーバーと呼ばれる木は、直射日光を避けると同時に、店を訪れるお客さんから井原家のプライバシーを守ります。また、店の入り口に設けられたベランダも、住居部分の目隠しを意識したスペースです。
1階は、夫婦2人でやっていくことを前提とした、こぢんまりとした店舗。
2階は、井原さん夫妻の住居スペース。そして、3階は有紀さんの住居。
その3つのフロアーを、お母さんの夢であるエレベーターが行き来します。
 

こうして始まった、今回のドリームハウス。
果たして、店舗部分と住宅部分を両立させることは出来るのでしょうか!?
基礎の工事現場には、お母さんの希望であるエレベータースペースが・・・。
今回、中島さんは店舗部分を、費用は木造より3割ほど高くなりますが、木造よりも燃えにくいという理由でコンクリート打ちっぱなしの壁にしました!
床に広がる見慣れぬマット。
実はこれ、床暖房用のマットなのです。



床暖房には、大きく分けて2種類あります。
フローリングの下に、電熱線を張り巡らす電気式にパイプを張り巡らせ、そこに温水を通す温水式。
それぞれに長所と短所があるため生活様式に応じて
選択することが必要です。
ちなみに、今回、井原さんが選んだのは温水式でした。
光をいい感じに取り込んでいるこの障子。
ここにも中島さんの秘密の知恵が隠されていました。


その秘密は、ワーロンシートと呼ばれる、障子紙にありました。
プラスチックで挟み込んだこの紙は、通常の障子紙に比べて8倍の強度を誇り、さらに、汚れも簡単にふき取ることが出来るという、画期的な障子紙です。


そんなこんなで井原邸の住居部分が完成!
さっそく、その中を覗いてみましょう!

お母さんの夢だった1階から3階を結ぶエレベーターも、
立派に仕上がりました。
最上階には、14畳もの広さを誇る屋上が。
夏は、ここでバーベキューもできます。
と、いつもならここで終わってしまうのですが、今回は、まだ店舗部分が残っています。
この日、店舗部分にお好み焼き屋さんの心臓ともいえる鉄板が搬入されました。
ぶ厚い鉄板の重さは、なんと100キロ!
美味しいお好み焼きが焼けそうです。
建築家、中島さんのアドバイスでつけられた、よりお好み焼きが美味しく見えるというハロゲンライト。
中島さん自ら、その向きを調節します。
このライトに照らされると、お好み焼きも・・・。
ごらんのように、とっても美味しそう!
和歌山の伝説が、東京で甦ること間違いありません。


一軒の新しい住まいをきっかけに、第二の人生を歩み始めた井原さん一家。今回、井原邸は私達に最も優れた住宅とは、生きる楽しさを教えてくれる場所である、ということを教えてくれました。
店舗兼2世帯住宅のドリームハウス、ここに完成!

と、そこへ・・・。
和歌山時代の常連さんが、井原さんを驚かせようと開店祝いにやってきました!
突然の嬉しいお客さんに、驚き喜ぶ井原さん。
その目には、うっすらと溢れる涙が・・・。
新しい住まいに、早くも一生の思い出に残る出来ごとを刻んだ井原さん一家でありました。