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施主の相澤さんは、とにかく子煩悩な38歳。
奥さんの貴子さん、長女の文絵ちゃん、次女の史織ちゃんの4人家族。
築30年で、不便な間取りの現在の家を取り壊し、
愛娘のために、新しい家を建てようと決心した相澤さん。
果たして、1千万円台のローコストで希望の家は建つのでしょうか!?
裸足で歩ける肌触りのいい家
対面式キッチン
日当たりのいいリビング
1800
敷地面積99㎡(30坪)
建ぺい率60%
容積率160%
 
1800万円以内で、相澤さんの希望通りの家が
できるのか!?
その難題に挑むのが・・・。
若き建築家、古川智之29歳。
なんと、古川さんにとって、独立してこれが記念すべき初仕事! 希望溢れる若手建築家が考えたプランとは?

古川さんのデビュー作となる相澤邸は、バルコニーと大きな窓が印象的な木造2階建て。
延べ床面積28坪。ロフト付きの3LDKになっています。
日当たりのいいリビングを!という施主の希望から、2階にリビングとキッチンを
配置。ただし、古川さんは、リビングと一体感のある広々としたキッチンを演出するため、あえて、施主の希望である対面式のキッチンを変更しました。
 

こうして始まった、今回のドリームハウス。
さっそく、仮住まいにお引越し。
と、なにやら建築家の古川先生が天井裏をごそごそ。
なんと、取り壊す前の梁を利用して、コタツを作ろうとしていたのでした。これぞ、想い出の移植!
この日、急遽、相澤さんに呼ばれた古川先生。
すると、相澤さんから、子供部屋の柱と壁を取り除き、仕切りのない広い部屋にしたいとの相談が。
こうして、子供部屋の間仕切りは、取り外されることに。
なにやら深刻な表情の奥さん。
実は、上棟式にかかる費用を計算していたのです。
あまり知られていないのが、上棟式の相場。
相澤邸の場合、その合計、17万6100円なり。


相澤邸の上棟式も無事に終了。
奥さんの節約作戦で、手作りのおでんが振舞われました。
まさに”家庭の味”は、若い職人さんたちにも大好評。
費用も少し、節約できホッとする相澤さんでした。
ちなみに、このおでんで7000円のコストダウンに成功!
この杉材にも、コストダウンの秘密が隠されていました。普通なら、床を支えるために根太という角材が必要になりますが、床板が厚い相澤邸では、いりません。
これにより、15万円のコストダウンに成功!


今回、肌触りのよさにこだわった相澤さん。
その希望に応えるのが、この「うづくり」と呼ばれる
建築技術です。「うづくり」とは、たわし状の道具のこと。
これで木をこすると、堅い部分だけが模様のように浮き上がってくるのです。


相澤邸最後の大仕事、壁塗り大会です。
実は、これがコストダウン作戦の目玉。
自分達で壁を塗ることで、なんと20万円のコストダウンに成功しました!

そんなこんなで、娘のために建てるドリームハウス。
予算と闘いながらも、ついに完成!
相澤さんの希望通り、リビングは、日当たりがよく広々とした空間に。
肌触りにこだわった、杉の床。
素足で歩けるという施主の希望も叶いました。
そして、奥さん自慢のシステムキッチン。
親子のコミュニケーションの取れる作りになっています。
対面式をやめて正解でした。
最後は、相澤さんが一番楽しみにしていたお風呂。
スノコの周りに玉砂利を敷き詰めたオシャレな洗い場と大きな浴槽。これなら子供たちと3人でもゆったり入れます。


そんな相澤邸に、古川先生と棟梁がやってきました。
その目的は・・・、例の廃材を利用したコタツを届けにきたのでした。家族の思い出が宿る松の木で出来たコタツ。
いい味がでています。


娘達のために家を建てる!
お父さんがそう決心してから245日目。
厳しい予算との戦いの末、完成したドリームハウス。
これから、この家にどんな思い出が刻まれていくのか。
夢は膨らむばかり・・・なのでした。