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今回の施主は、4年前に離婚、以来、パンの配達のパートで生計を立てるシングルマザー、小澤ちひろさん。
現在、離れ離れに暮らしている子供達に帰ってくる家を造ってあげたい・・・。
そんな思いから借金をして、長年の夢だったパン屋さんの店舗兼住宅に挑戦するちひろさん。果たして、小澤さんのドリームハウスは、無事、完成するのでしょうか!?そこには、涙の物語がありました!
子供達が末永く暮らせる体にやさしい家
2500

敷地面積 100㎡(30坪)
建ぺい率60%
容積率200%

 
中庭によって、店舗とプライベート空間を分離。
さらに全ての部屋に光が入るようになりました。
総予算は、2500万円です。
工事が本格的にスタート。
今回は、三階建てということで、通常より高い足場が必要。
そのため、現場も一苦労、かと思いきや・・・、見事な職人芸で、足場は半日で完成。
その頃、すこしでも自然を取り入れたいという小澤さんは、有志で山へ、木の伐採に・・・。
試行錯誤の末、なんとかサワラを手に入れます。
この日現場では、上棟式が。
そこで神主を担当するのは、なんと工務店の岩越さん。
実は、岩越さん、大学の神学科を卒業しているという異色の経歴の持ち主。おかげで、神主代が浮き小澤さんの負担も少し軽くなります。
そんな中、小澤さんは、パン屋さんの開店に向けて、工房にこもってパン作りに励みます。
この床材は、小澤さんのこだわりです。
小澤さんは、幼い頃からダニのアレルギー症状に悩まされて
きた菜穂ちゃんのために、奮発して菜穂ちゃんが素足で快適に歩けるよう和室を除く全ての床に、ヒノキを使用しました。
厨房機器の搬入です。
当初、その見かけの古さに納得のいかなかった小澤さん。
しかし、実際に動きをチェックして一安心。古さを感じさせない力強い動きに、小澤さんも納得しました。
いよいよ完成間近、ということで小澤さんは、店のパンフレットを作ることに。
小澤さんは、無数のしわが刻まれた尊敬するお父さんの手に店のイメージを託しました。
そんなこんなで、シングルマザーが挑んだパン屋さんの
店舗兼住宅、ついに完成!
パン屋さんの名前は、「ポタジェ・ララ」フランス語で「菜園」を意味します。気になる店内は・・・。
パン売り場の奥には、ランチが楽しめるカフェスペースが。
中庭に面していて、居心地は抜群。植えられた夏ツバキが夏には白い花を咲かせます。
日当たり抜群、親子三人がくつろげる14畳のリビングです。
将来、お客さんに開放することまで考え、オシャレな棚をつけサロン的な空間にしました。
キッチンは、リビングから独立したつくりに。
使い勝手のよいシンプルな配置に料理好きの菜穂ちゃんも大満足。母と娘の大事なコミュニケーションスペースとなります。
ヨーロッパのプチホテルを思わせる白いタイルを敷き詰めたバスルーム。天井には、みんなで伐採したあのサワラが使われています。
そして、家中の床は何とヒノキです。
ダニのアレルギーに悩まされてきた菜穂ちゃんが裸足で過ごせるようにと、お母さんがコレだけは譲りませんでした。
親子三人で一緒に住む家を建てよう。そう決心してからおよそ1年。時には不安になり、時には怒り、そして時には淋しい思いをしたこともありました。それでも母と子、それぞれが、自分なりに頑張ってきたのです。そしてついに手に入れた新しい人生の拠点。新たな希望はこの家で紡がれます。家族で一緒に過ごす時間こそが一番の宝物!
おめでとう、小澤さん。そして、これからも頑張って!