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真野博さん

真野樹子さん

真野八郎さん
今回の施主は、大学講師、真野博さんご夫婦。
舞台は、都心から約1時間のベッドタウン。
そこで真野さんご夫婦は、昔ながらの民家を
現代風にアレンジした家造りにチャレンジします!
薪ストーブ付きの土間がある、木に囲まれた現代風農家。
そんな2人の憧れは、果たして現実のものとなるのでしょうか!?
真野さんご夫婦の両親、それに建築家、みんなで力をあわせて
夢の実現に挑みます!

土間のある農家のような家
木に囲まれた空間
薪ストーブ
3000
敷地面積386㎡(117坪)
建ぺい率70%
容積率240%
 
そんな真野さんの夢をカタチにするのが、建築家、
木島浩。
木造建築のスペシャリストでもある木島先生がこだわるのは、西川材と呼ばれる地元・埼玉産のスギやヒノキです。木の香り溢れる空間作りを得意とする木島先生と、木と田舎作りにこだわる真野さんが、打ち合わせに打ち合わせを重ねて、完成したプランがコチラ!
縁側や土間など、その外観を見ただけで昔ながらの農家をモチーフにしていることが分かります。
玄関を入って真っ先に飛び込んでくるのは、薪ストーブを置いた空間。
一階は21,5畳もあるリビングダイニングに寝室、書斎を加えたシンプルな間取りです。2階はさらにシンプル。なんと、ほとんど仕切りの壁がないぶち抜きの空間。
ただし、将来、壁で仕切れば、子供部屋が出来るようになっています。
そして、一番奥はご主人の書斎。一枚板の机が入る予定です。
ちなみに、今回の目玉は、なんといっても強力な助っ人が建具を作ってくれる、ということ。果たして、その助っ人の正体とは!?
 
この日は、木島先生と薪ストーブの見学に軽井沢へ。
奥さんの希望で、料理の作れる薪ストーブに決定。
ただし、この決定が後に、問題を引き起こすことに。
薪ストーブなどの出費もかさみ、予算が100万円オーバー。 
切り詰めるために木材を節のあるものに変更。
すると、逆に100万円のコストダウンに成功しました!
こうして予算のめどもついたところで、木の組み上げ開始です。
ふんだんに使われる西川材。
あっという間に棟上です。
その頃、新潟で真野さんのお父さんが息子のためにとっておきの木材を選んでいました。
なんと、樹齢250年の貴重なスギ。
そう、今回の強力な助っ人とは、真野さんのお父さんである建具職人の八郎さんでした。
工事も着々と進み、内装もだいぶん出来てきました。
と、ここで2階の床に大きな四角い穴を発見!
さて、この穴はいったい何なのでしょうか?
実はこの穴、1階の薪ストーブの熱気を2階に送るためのものなのでした。これで家全体が温かくなります。
現場で見慣れない作業が行なわれていました。
なにやらモルタルに炭を混ぜている様子。
実はこれ、真野さん憧れの土間の材料なんです。
さらに、玄関はサッシを使わないため敷居にも職人技が必要です。
職人さんが独自に作ったヘラで敷居のレールを美しく仕上げます。
この日は、奥さんのご両親も参加してコストダウンの壁塗りです。
塗っている赤い液体は、カキシブと呼ばれる塗料。
木の風合いをよくするだけでなく、防虫の効果もある優れモノ!
そんなこんなで、現代風農家にチャレンジした真野邸、ついに完成です!
家の顔とも言うべき玄関の引き戸は、広がる枝をモチーフに作られました。上向きの枝には、子供の成長をいつまでも
願う父の想いが込められています。
間口7メートルを誇る土間は、洗い出し工法で艶やかに仕上げました。
モルタルに炭を混ぜて演出した深みのある黒が効いてます。
こちらが念願のオーブン付き薪ストーブ。
これでパンを焼いたり、シチューを作ったり出来ます。
奥さんこだわりのキッチンは、スギをふんだんに使用。
節目がステキなデザインになってます。
2階のご主人の書斎スペースには、3,5メートルもある豪華な一枚板が。
お父さんからのプレゼントです。
家を建てる・・・。
それは人生の大きな分岐点。
真野さんご夫婦は、都会の建売り住宅には目もくれず、
同じ予算で理想の田舎暮らしを手に入れました。
ここで生まれる、のびのびとした時間こそが
夫婦にとっての宝物。
真野さん、おめでとうございました!