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丸山毅さん

丸山聖子さん

今回は、建坪9坪の家に挑む丸山さんご夫婦の物語。
2人が思い描いてきた理想の家は、アメリカの西海岸、ベニスビーチにある
白いビーチハウス!
なのですが、実際に建てるのは世田谷のお寺の向かい側にある
14坪の土地。しかも、そこには建築条件から9坪の家しか建てることができないという悪条件が。果たして、丸山さんご夫婦は、そんな状況の中、理想の家を建てられるのでしょうか!?
白くてカッコいい家
らせん階段
風が抜けて光が入る
広いベランダ
1600
敷地面積43㎡(14坪)
建ぺい率70%
容積率200%
 
そんな丸山さんの理想をカタチにするのは、かつて東京オペラシティのホール設計に携わったこともあるという建築家、武正博史。
武政先生は、劇場の発想を住宅に持ち込めば、たとえ9坪でも無限に空間を広げることが可能と力説。
そんな独自の劇場理論を駆使し、完成したプランがコチラ!
9坪という限られた土地を最大限に使うため、鉄筋コンクリートの4階建てにしました。玄関脇のスペースは駐車場として利用。
印象的な外観のデザインは、ヨットの帆がモチーフになっています。
家の側面には、光を十分に取り込めるよう全面にガラスを使用。
さらに、空間をより広く見せるために、4階まで吹き抜けのらせん階段が設置されます。
 










いよいよ工事スタートです。
と、いくまえに、さっそくトラブル発生!
なんと見積もりが予算の2倍の値段に!
コスト削減のため、丸山さんは泣く泣く4階建てから3階建てにプランを変更。
なんとか、予算も1600万円に収まりました。
古い家が取り壊され、丸山家の敷地が更地になりました。
ちなみに丸山家の敷地は14坪。
国立劇場の舞台と比較すると、なんと40分の1!
車をいれてもご覧の狭さ。
果たして、この土地に丸山さんの憧れる白いビーチハウスは 建つのでしょうか!?
工事開始からわずか1週間で早くも上棟。
実は、今回、あらかじめ鉄骨は工場で組み立てられて現場に運ばれて来ます。
現場では、取り付けるだけ。
こうすることで、人件費が削減できるのです。
外壁の工事。
少しでも室内を広くするため、薄くて、なおかつ断熱効果の高い外壁材が採用されました。
さらに、狭小住宅の知恵として床板と天井を一枚の板にすることで、高い天井高を実現。
室内を広く見せることができるのです。
そして極めつけは、コチラ!
階段の踊り場をガラスにすることで1階まで光が通るようになり、より開放感が増加するのです。
いよいよ工事もラストスパート!
お風呂には、なんとスピーカーが。
お風呂に入りながら音楽を聴けるとは、なんとも贅沢です。
奥さんのこだわりはキッチン。
さんざんショールムを見学した末、結局、奥さんは武政先生のススメる建具屋さんに発注。
世界でたった一つのキッチンがお手ごろ価格で購入することに成功しました。
憧れの白いビーチハウスに住みたい!
そう願う夫婦が、9坪の狭小物件でその夢を叶えました。
ついに完成した丸山邸のお披露目です!
まずは、一階。
下駄箱のない丸山邸。
玄関の横、カーテンで仕切ったスペースが収納代わりです。
らせん階段を上っていくと、
2階には、夫婦の寝室があります。
扉もガラスにすることで空間に広がりを持たせました。
バスルーム。
ご主人のこだわった天井のスピーカーが輝いています。
3階は、1フロアまるまるリビング。
とても9坪とは思えない心地よさを感じさせてくれます。
リビングの反対側には、主婦の城とも言うべきキッチンが。
無駄な装飾は一切省き、
使いやすさを追求したこのキッチン。
コンパクトながら、収納はたっぷり。
そしてなんと言っても、鉄骨と鉄骨の間に無駄なく、すっぽりと収まっています。
そしてやはり、
このらせん階段に注目しておく必要があるでしょう。
昼間は、らせん階段が1階まで自然光を運び、夜は逆に、下からライトアップ。
まるでどこかのモダンな劇場にいるようなそんな気持ちを味わうことが出来ます。
昼間とはまた別の顔を見せる、夜の丸山邸。
狭小、ローコストというハンデを乗り越えこんなにステキなドリームハウスが完成したのでした。
丸山さん、新築おめでとうございます!