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木村剛志さん

木村奈央子さん

鈴奈ちゃん
今回の施主は、電機メーカーに勤める木村剛士さん。
木村さんの子供の頃からの夢は、東京にカッコいい家を建てたい!
というもの。娘の鈴奈ちゃんが成長し、部屋が手狭になったのをキッカケに
ついに、念願の都会の一戸建てにチャレンジします。
しかし、木村さんが新築を建てる予定地は、なんとM字型の変形地。
果たして、変形地に木村さんが希望するカッコいい家は建つのでしょうか!?
カッコいい家
明るく開放的な空間
独立型キッチン
2100
敷地面積 91㎡(28坪)
建ぺい率 60%
容積率  160%
 
今回、木村さんの希望を叶えるべく変形地に挑むのは
建築家、馬立歳久34歳。
洗練された空間を手掛けてきた馬立が最も得意とする
素材・・・、それはガラス!
果たして、ガラスを駆使した設計で変形地の悪条件を
無事、クリアすることができるのでしょうか!?
木村さんとの打ち合わせを重ね、完成したプランが
コチラ!
総床面積30坪の3LDKです。M字型の敷地に沿って家を建てるのではなく、片側を庭にすることで周囲の環境に配慮。光は東と西から取り込む設計になっています。
特に道路に面した西側には、ガラスを全面に採用。
1階は、寝室と客間。変形地の突き出した部分には寝室を設けました。
2階はリビングキッチンが中心です。開放的なテラスと合わせれば、実質的なリビングスペースは15畳。奥さんこだわりのキッチンは、まわりを壁で囲み完全なキッチンルームとしました。
浴室も完全に独立させたことで、2階のフロアから生活感を排除しました。
そしてやはり、この家の一番の特徴は、光を取り込むため、
惜しみなく使用されているガラス窓。特に西側、高さ4mの巨大ガラスは圧巻です。
ガラスの壁で家全体を取り囲むことにより、日当たりの悪さを解消。
密集地の中にありながら、明るい部屋を実現したのです。
 
いよいよ木村邸、上棟の日。
しかし、このカッコいい家には、実はたくさんの難題が
隠されていました。
その一つが、宙に浮いている2階部分。
細~い木の柱の上に、何と総重量2.6トンの鉄骨を乗せようというのです。

それは何故かというと、柱を無くし、
デザインを重視するための秘策でした。
木造のままでは突き出した部屋が落ちてしまいますが、
屋根に鉄骨を使えば、上から
吊り上げることができるというのです。
職人さんたちの努力によって難工事も無事にクリア。
鉄骨がプラン通り設置されました。
しかし、木村邸の難工事は、まだまだ続きます。
それが、この巨大ガラス。
厚さ10ミリ、長さ4メートル、重さ1枚180キロ!
これを何と、西側の全面の壁に使うのだとか。
この1枚25万円の特注ガラスを8人がかりで
慎重に取り付けます。
これも職人さんたちの努力によって、
無事にハマりました。
さらに、畳み掛けるように難題が木村邸に襲い掛かります。
それは、この階段。
馬立先生こだわりの階段兼棚。
実にカッコいいデザインなのですが、実は、この階段、
どうしても沈んでしまう部分があるのです。
「カッコいい」を優先させるのか、実用性を重視するのか・・・。
馬立先生悩みます。
悩んだ結果、馬立先生が出した結論は、
実用性でした。
階段の間に補強材を入れることで、階段がたわむ心配は
なくなりました。
相場の半額で手に入れたM字型の変形地に
オシャレな家を夢みてきた木村さん一家。
様々な難工事をクリアしてついに完成しました!
外観で目を引くのは、何と言っても西側の大きなガラス。
窓というより、透ける壁としてガラスを使う。
これぞ馬立建築の真骨頂です。
飛び出した2階部分は鉄骨の屋根が支えます。
その下は、駐車スペースとなっています。
階段と一体の棚は、主にコレクションのディスプレイ用として使う予定だとか。

狭いトイレを広く使う。
その秘密は、扉の閉め方にありました。
もともと、廊下の一部となっていた洗面所が
扉を手前で閉めることで、トイレの一部に大変身!
2階には、フローリングのリビングが。
およそ11畳の広さを実感するのは、高い天井とテラス、
そしてガラス壁のおかげです。
奥さんのこだわりの独立型キッチンは、白で統一。
シンクの下、そして反対側にしっかりと収納スペースを
確保しています。
夜になると魅力を増すのが本棚と一体化した階段ホール。 
規則的に生まれる光と影のコントラストがシンプルな空間にアクセントを加えます。
大胆な建築工法を駆使して完成させた木村邸。
巨大なガラスを惜しみなく使い、木村さんの希望する
カッコいい家が完成しました!
木村さん、完成おめでとうございます!