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「狭小からの脱出!」
真田邸はこちら

星 治郎さん 祐子さん

治之介クン
 
今週は、「予算1000万円台への挑戦!」「狭小からの脱出!」2時間スペシャル~!
まず最初の施主は、仲良のよい、アツアツの星さんご夫婦!
建て替えを前提に、土地付きの中古物件を2000万円で購入!
その安さは、建ぺい率の低さにありました。さらに現場は、方角や道路の状況により、
高さや屋根の形状が規制される、斜線規制がある土地。
しかも星邸の場合、3方向からの斜線規制があるため、
建物の容積がさらに小さくなってしまうのです。
建ぺい率と斜線規制・・・
この土地に、9坪を最大限に活かす夢の狭小住宅は建つのでしょうか!?
明るくて眺めのいいリビング
家の顔となる楽しい階段
子供に目が届くキッチン
1640
敷地面積 24坪
建ぺい率 40%
 
このわずか9坪という悪条件に挑むのは、
若き建築家、西久保毅人。
星夫妻と同世代、かつ同じやんちゃ盛りの
子供を抱える西久保は、実は、今回が独立後
初めての仕事!?
星夫妻は、インターネットのコンペサイトで建築家を募集し、
あえて彼に白羽の矢を立てたのです。
西久保は星夫妻と打ち合わせを重ね、
次のようなプランを提案しました。
まず、40%という建ぺい率によって発生した10数坪の空いている土地に注目。
建築面積として扱われないバルコニーの一部とらせん階段を外側に張り出すことで、
家を少しでも広くしようというのです。
そして玄関を2階にもっていくことで、広い玄関スペースを確保。
さらに、バルコニーをリビングの延長として使えるよう工夫しました。
リビングの天井と一体化させた大きなひさしも、西久保流演出の一つ。
高台特有の眺望と日当たりを活かすべく、4.4メートルにも及ぶ範囲に窓を張り巡らせました。
そして、1階にはウォーキングクローゼット付きの寝室とバスルームを。
圧巻は2階、柱を一切作らず、リビングとキッチンをワンフロアに集約。
バルコニーまで含めると、LDKの広さは実質20畳以上になります!
 
あっと言う間の解体劇!
築30年の中古住宅は、わずか3日間で跡形もなく壊され、
24坪の土地が出現しました。
解体から1週間後には、基礎工事も完了!
狭いだけにさすがに早い!
ここに9坪たらずの家が建つのです!
工事は順調に進み、早くも棟上に突入。
木材が次々に組み上げられていきます。
頑丈な鉄骨が天井と床を支えることで、家の中に
邪魔な柱をつくる必要がなくなるのです。
壁一面が巨大な窓!
この窓を既製品のサッシにすることにより、
コストダウンすることができました!
確かに、外の風景と一体感が生まれ、
部屋が広~く感じます。
柱の間まで収納としてしようすることに!
本棚にすれば、500冊以上の本が収納可能です。
間口サイズの7mの鉄骨は、バルコニーの土台となり、
らせん階段と一体化。
これにより、家の外観に奥行きが生まれるのです。
バルコニーにはリビングと同じ高さにフローリング材が
張られ、バルコニーとリビングがひとつに合体。
イナズマ型の鉄骨は、単なるオブジェ?
いえいえ、壁を作らず圧迫感をなくした狭小住宅に
最適の '透ける階段' なのです!
工事はいよいよ大詰めに突入!
作りつけたすべての家具が白く塗られ、部屋の中を
白く統一することで、室内をより明るく見せることができます。
ひさしもリビングと同じ白で統一!
バルコニーと同様、外と室内の境界線をあいまいにし、
連続性をもたせることでリビングを広く、
奥行きのあるものに見せることができるのだとか・・・。
洗面所、バスルームも清潔感あふれる白で統一。
青いタイルに赤い蛇口が、
ポップなイメージを醸し出しています。
夜はまた違った趣。
暖かみのある暖色系のライティングが、リビング全体を
優しく包みます。まるで完成を祝ってくれているかのようです。
星さん、おめでとうございます!
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