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鵜澤勉さん

純子さん

祐夏ちゃん

佐記ちゃん
今回の施主は、科学塗料メーカーにお勤めの鵜澤勉さん。現在は、専業主婦の純子さん、2才になったばかりの長女祐夏ちゃん、生まれたばかりの次女佐記ちゃんの家族4人で、3LDKの賃貸マンションにお住まいです。5階建ての最上階で日当たりも抜群なのですが、目の前に畑があるため、ベランダは年中砂だらけ。子供の健康を考えると、決していい環境とはいえません。その上、家の窓はいつも閉めっぱなし、風がまったく通らず、洗濯物も室内に干すしかないのです。そこで、勉さんは一大決心、純子さんの両親から譲り受けた縦長の土地に、日差し溢れる家を建てようというのです。しかし、この建設予定地は、三方向を建物に囲まれ日当たりが悪く、しかも南側には大きな一軒家がせまっています。果たして、この悪条件を乗り超え、夢のドリームハウスを完成させることができるのでしょうか!
風通しの良さ
日当たりの良さ
収納スペースの確保
広いリビング
2200
敷地面積 104㎡(31坪)
建ぺい率 60%
容積率 160%
 
 今回、鵜澤さん一家の夢を叶えるのは建築家・栗原一成。
これまで、住宅密集地などの悪条件をものともせず、数々の快適空間を創造してきました。栗原デザインの特徴は、 まさに風と光を取り込む妙技。鵜澤さんは、日当たりと風通しの良さを最重視しているため、栗原に設計を依頼 したのです。そんな栗原と鵜澤さんは打合せを重ね、夢のプランを完成させました。1階は、玄関から中庭を隔てて、15畳のLDK。中庭から光と風を取り込みながら、同時に中庭とリビングを一体化。これにより、より開放的な空間となります。2階には、東側に6畳の寝室、西側には、13.5畳の多目的室を用意。この部屋は、のちのち2つの子供部屋と1つの客間に仕切ることも可能。将来を見据えた設計となっています。吹き抜けの中庭のガラス窓からは、光が差し込み心地良い風が通り抜けます。純子さんの希望でもある大きな収納は、それぞれの階の北側部分に壁面収納として利用します。特徴的なのは、南側の高い位置に設けられた大きな窓。これにより、込み入った土地でも最大限に光を取り込めるのです。
 
 
光と風を取り込む家作りのスタートです。 まずは、丁寧に基礎を作り、その上にコンクリートを流し込みます。
1本、また1本鵜澤邸の骨格が組み上げられ、少しずつ夢が カタチとなっていきます。
南側の窓を隣接する家の屋根よりも高い位置に取り付けるこ とで、日差しを1日中確保することができ、向かい合った窓 に高低差をつけることで、風の通りが部屋中に広がります。
吹き抜けの中庭は、すべての部屋に面しており、鵜澤邸のあらゆる場所に光が差し込みます。
さらに、リビングと中庭の間に折れ戸を使用し、東側を大き く開け、風通しを良くします。
このむき出しの梁は、子供が大きくなった時、好きな場所に ロフトを増築することができるよう考えられたアイデアです。
キャメルベージュの外壁の取り付け作業は、1枚5メートル 近くもあるので、3人がかりで慎重に行われます。 実は、このキャメルベージュの塗料、勉さんが開発したもので、 絶大な遮熱効果があり、電気代節約にもなる、まさに魔法の 外壁なのです。
いよいよ、鵜澤邸の顔となる東面外壁の塗り作業です。 普通の左官工事とは一味違う、櫛引仕上げと呼ばれる特殊な 技法で、壁面に表情豊な立体感を出していきます。 櫛引とは、砕石した石灰石を混ぜた仕上げ材を左官し、櫛で 引くことにより立体感を出す工法。
日当たりの少ない北側に設置された壁面収納は、扉に小さな 穴を開け、通気がよくなるよう工夫されています。
純子さん、最後の仕上げに、カラフルなガラスやビー玉で玄関を彩ります。
 
15畳の広々したリビングは家族だんらんの場所です。 液晶テレビは壁掛けタイプを使用、余計なインテリアを極力 排除し、スッキリとまとめました。
キッチンは、家族の顔が見えるようにという純子さんの希望 で対面式に。 そして収納は、冷蔵庫の置き場所まで考えつくされたオリジ ナルの建具で、床から天井までキッチン用品がギッチリ。 無駄なスペースは一切ありません。
光と風を取り込むために作った中庭は、同時に夫婦の絆を深 める場所にもなりました。
2階の床の一部には、強化プラスチックがはめ込まれ、この透明な床を通して、1階にも日差しが燦々と降り注ぎます。
むき出しの梁は、子供たちが成長した時、ロフトを作るため のもの。そして壁も、部屋の用途に応じて取り外すことがで きます。 とりあえず、今はブランコが取り付けられ、子供たちにとっ て最高の遊び場となっています。
夫婦の寝室には、作りつけの棚があり、デスクとしても使用 可能です。 今やここは、すっかり純子さんのプライベートスペースにな っています。
純子さんが熱望した広~い収納は、壁面収納によって実現。 溢れかえっていた1部屋分の荷物すべてが、北側の壁面に収 まりました。
悪条件をものともせず、光と風を取り込むことに成功した鵜 澤さん一家のドリームハウス。 これから、ここで家族の幸せな時間が紡がれてゆくことでし ょう。 勉さん、純子さん、祐夏ちゃん、佐記ちゃん、 この家にたくさんの思い出を刻んでくださいね! 本当におめでとうございます!