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今回、家造りに挑むのは、放射線技師のMさん、39才。共通の趣味である"ハワイ"で意気投合したパートナーも病院勤務で、臨床検査技師をしています。現在は、ランドマークタワーを望む3DKのマンションに一人娘と3人暮らし。しかし、日当たりが悪く、部屋をひとつ潰してしまうほどの荷物、加えて娘の成長と共に、手狭になったため、新築を決意したのです。とは言うものの、Mさんが購入した土地は、新興住宅街のド真ん中、一応角地ですが、四方は建物に囲まれています。果たして、この悪条件を乗り超え、お風呂からランドマークタワーが望め、ハワイのようなリゾート感溢れる夢のドリームハウスを完成させることができるのでしょうか!
1日中 日差しのある家
おおきな収納の確保
ランドマークタワーが見えるお風呂
3100
敷地面積 184㎡(55坪)
建ぺい率 50%
容積率 100%
 
 今回、Mさん一家の想いをカタチにするのは、建築家・松井鉄美。こだわりの多いMさん、建築家選びは、雑誌で偶然見た写真がきっかけでした。リゾート感溢れる佇まいに一目惚れした施主は、これを手掛けた松井に設計を依頼。妥協なき打合せを何度も重ね、近未来的プランを完成させたのです。
まずは、施主自身も驚いた個性的なデザインの屋根。かまぼこ型にすることで、曲線の柔らかさが住む人を優しく包み込み、暮らしに安心感が生まれるというのです。南側の高い位置に設置された窓は、プライバシーを確保するとともに、日当たりの面でも威力を発揮します。1階は、12畳のリビングと6畳のダイニング。そこに10畳のウッドデッキが取り付けられ、広がりのある空間を演出します。2階は、東側に7畳の寝室と5畳のウォークインクローゼット。10畳の子供部屋は、将来に備えて2つに区切られるよう設計されています。施主希望のホテルのようなお風呂は、北側に設置。ここから憧れのランドマークタワーが望める予定です。さらに、10畳のルーフバルコニーと、8畳の屋根裏収納も設置されています。
 
 
 
プラン完成から4ヶ月後、ついに工事が始まりました。
一方、基礎工事と平行して進められるのが、かまぼこ型屋根を支えるための柱の加工作業です。米松をカットし、切り込みと接着剤で、10mほどの長さにつなぎ合わせた木材。
これが、木材の強度を高める加工法で、フィンガージョイント工法と呼ばれています。
上棟は、屋根が湾曲しているため、2日がかりの大作業となりました。
ちなみに一本平均20万円、全部で15本もありますから、この柱だけでなんと300万円もします!
屋根の取り付けは、見た目以上に大変な作業なのだとか。
というのも、M邸の屋根は二重構造のため、通常の3倍にあたる170枚ものベニヤ板が必要なのです。
しかし、この二重構造により、隙間から熱を放出し、快適な温度が維持できるのです。
ルーフバルコニーは、南西の位置に設置しました。
日当たり抜群の環境で、一日中洗濯物が干せます。
夫婦の寝室にリゾート感を出すため、松井は、ガマと言う植物の茎を並べた、ガマ合板を使用しました。
ガマ合板とは、ベニヤ板の片面に隙間なく張られたものです。
長さ10mのガルバリウムが、屋根に運ばれます。その数50枚、これを手作業で1枚ずつ屋根に合わせていきます。かまぼこ型の屋根は、手間隙かけて作られていくのです。
今回、松井がこだわったのがこれ!
曲線で切り取られた景色を望む大きな窓は、天井まで続く6m30cmの吹き抜け窓です。
カーブに合わせて、慎重にはめ込まれていきます。
仕上げもいよいよ最終段階。
M邸には、真っ白な漆喰が塗られていきます。これも、リゾート気分を演出するアイテムのひとつです。
こだわりの作り付け収納は大容量。
これだけ収納があれば、キッチンもスッキリです。
施主がこだわったのはお風呂。
浴槽は保温性に優れたほうろう仕上げとなっています。
その重さ、なんと120kg。お値段24万円也!
 
来客者用とは別に、機能的な家族専用の入り口があり、靴がたっぷり収まるスペースが施されています。
リビングとウッドデッキに、空間的なつながりを持たせるこ
とで、抜群の開放感が生まれます。
さらに、景色を曲線で切り取ることにより、非日常的な空間となります。
リビングには、夫婦自慢のハワイアングッズをディスプレイ
するための棚が設けられました。
ついつい長居してしまいそうな、日当たり抜群の快適スペースです。 
キッチンは主婦ならではの目線で、使い勝手が工夫されています。
シンクの後ろに広がる収納は、全長なんと5m!
こちらは子供部屋。
現在は娘さんが10畳を独り占めしていますが、やがて弟と半分ずつシェアする予定です。
生まれてくる兄弟と分けて使うことができます。
夫婦の寝室は、天井にガマ合板が張られ、リゾート感に溢れています。
ベッドに寝転べば、南国のコテージにいるような気分が味わえます。
そして施主の念願かなって、お風呂からは、遠くラン
ドマークタワーを眺めることができます。
かまぼこ型の屋根が家全体を包み込み、ここが横浜の住宅街であることを忘れさせる、リゾート感溢れる家。
Mさん一家のハワイへの憧れが、ついにドリームハウスとして実を結びました。
家族仲良く、日本のハワイを満喫してください!
本当に、おめでとうございます!