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矢萩 和則さん

リエ子さん

向日葵ちゃん
 今回の施主は、不動産関連の会社にお勤めの矢萩和則さんです。
 現在は、2DKの賃貸マンションに奥さんのリエ子さん、長女の向日葵ちゃんの3人で幸せな生活を送っています。
 しかし、目の前に大きな国道が通っており、騒音はもちろん、排気ガスがわずかな隙間から室内へ入り込んでくるのです。一方、米軍基地が近くにあるため、飛行機の騒音も悩みの種となっており、とても子育てをできるような環境ではないのです。
 そこで、和則さん、地元である千葉県松戸市の閑静な住宅街に、一戸建てを建てる決意をしたのです。土地は、日当たり抜群の東南角地で44坪もあります。一見、どんな家でも自由に建てられそうですが、建ぺい率50%、容積率60%などの制限があり、2階は建てるな!と言っているようなもの。しかも、予算は1000万円台に何としてでも抑えたいという希望を掲げているため、問題山積みなのです。
  土地と予算、果たして、この2つの制限を乗り越え、夢の一戸建てを建てることはできるのでしょうか!
ホームシアターを楽しみたい
日本舞踊を踊りたい
子供の遊び場
犬を飼いたい
敷地面積 145㎡(44坪)
建ぺい率 50%
容積率 60%
 
 今回、土地と予算の制限に挑む建築家は、塚田裕治(43)。
 以前、白にこだわる夫婦のために、奇抜なアイデアを駆使して変幻自在な住空間を作り上げた塚田。
 矢萩さん夫婦は、そんな塚田に白羽の矢を立てたのです。
 20回以上にも及ぶ打ち合わせの末、あらゆる難題をクリアした夢のプランが遂に産み落とされました!
 今回の一番の秘策は、半地下!矢萩邸の場合、半地下は地下とみなされ、容積率に含まれません。さらに、掘り下げる分量が少ないため地下を造るよりもコストが掛からないのです。この半地下の上部に、新たなフロアを追加、家全体を3層構造にすることで、希望したすべての間取りを詰め込むことができるのです。
 間取りは、1階に15畳の広々としたリビング。半地下には、6畳のキッチンと4畳半の和室。万能リビングを機能させるため、横には9畳のテラスを設置します。そこには大きな窓も取り付けられ、開放感あふれるリビングとなります。
 2階は夫婦の寝室と子供部屋にバス・トイレ。子供部屋は将来を考え、分割できるような設計になっています。
 
 
 
まずは基礎工事です。
これからどんな困難が待ち受けているのでしょうか。
着工から50日、無事、柱が組み上げられました。
フローリングにする予定だった1Fと半地下部分の床全面を、
一目惚れした大理石に変更しました。
一番の大工事ともいわれる窓の取り付けです。
南側の全面を占める大きなガラスは、1枚で40kg!
これにより、半地下の奥にまで光が行き届きます。
2階の子供部屋の床には、
床下収納用に設けられた穴があります。
半地下には地上から1メートル以下に
天井を設置するという決まりがあります。
これによりできた半地下の天井と2階の床の間の隙間を
有効利用しようというのです。
2階のバルコニーの木材は、やや緑がかったものを使用。
これは、防虫・防蟻の効果を高めるため、
事前に銅の成分を注入した処理木材なのです。
この処理により、木材の耐久性が格段に向上し
長持ちするのです。
2階のフローリングは、安いナラ材を使用したため、
色むらがでてしまいました。
そこで、自分たちで床を白く塗り上げようと考えたのです。
生まれてはじめての床塗り作業は、
家への愛着のしるしとなります。
眩しすぎるほどに光が差し込むリビングルーム。
南側が全面ガラス窓になっており、
5メートルの吹き抜けが
何とも言えない開放感をもたらします。
半地下のダイニングキッチンは広々サイズで、
塚田の計算通り、奥まで光が届いています。
ダイニングキッチンの横に、
4畳半のこじんまりとした和室を作りました。
ちょっとした小物を置くだけで、
雰囲気がグッと引き締まります。
リビングのソファーをテラスに出せば、
そこはたちまち日舞の練習スペースに!
巨大な鏡が見事に機能しています。
そして同じリビングが、ホームシアターにも早代わり! 
80インチのスクリーンが映画館のような迫力を
演出しています。
和則さん、長年の夢がかない、ご満悦です。
9畳ある子供部屋は、将来的に、
4畳半ずつ2部屋に分けて使う事が出来ます。
床下収納にもおもちゃがギッシリで、
今のところ、向日葵ちゃんが独り占めしています。
 
矢萩さん一家の夢がすべて詰め込まれた、
万能リビングの家。
家族みんなで幸せを実感できる究極のドリームハウスが、
ここに完成しました!
和則さん、リエ子さん、向日葵ちゃん
本当におめでとうございます。