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冨永邸は こちら!

池田 誠さん

麻里子さん

百花ちゃん
なんとドリームハウスは今回が最終回。先週に引き続き2軒の物語をご紹介いたします。まず最初の施主は、都内の会社にお勤めの池田誠さんです。舞台は神奈川県川崎市。現在は、専業主婦の麻里子さん、8ヶ月になる百花ちゃんの家族3人で、3LDKの賃貸マンションに暮らしています。3人家族には十分すぎるくらいの広さなのですが、ベランダ側には電車が走っています。さらに、北側の部屋は日当たりが悪く、まだ築3年にも関わらず、カビが繁殖。そこで、池田夫婦は家族の健康が気にかかり、百花ちゃんの誕生を機に、家づくりを決意したのです。そんな2人には、ある理想の家がありました。それは、カフェのようなオシャレな家!2人は建築用地にもこだわり、選んだのは世田谷の二子玉川。駅から徒歩5分、近くには多摩川や公園があり、子育てにも最高の環境です。土地は、19坪の東南角地で、建築面積はわずか10坪。この狭小地に、果たして池田さんの夢を詰め込むことができるのでしょうか!
カフェのような家
広いリビング
充分な日当たり
収納の確保
敷地面積  63㎡(19坪)
建ぺい率 60%
容積率 160%

 
今回、池田さんの夢を叶えるのは、名古屋在住の建築家・長井俊典。過去にカフェのデザインも手掛けたことがある長井の特徴は、デザインと機能の融合性。
そんな長井が、池 田さんの希望に対し導き出した答えは、生活感のない家。名古屋と東京を往復する打合せは、実に20回以上、なんと 9ヶ月にもおよび、ついに夢のプランが完成したのです。
1階に、バス・トイレなどの水回りを集約、2階を14畳のリビングとキッチンのみとしました。これにより、生活感のない空間が生まれます。
 
   
     
 
充分な設計期間を経て、工事がはじまりました。
まずは、基礎工事です。
池田邸は鉄骨パネル工法という珍しい建て方をします。
通常の鉄骨造りの場合、どうしても柱が出っ張ってしまう分、部屋が狭くなってしまいますが、鉄骨パネル工法により、池田邸の場合、延床面積が約2坪、4畳分も広くなるのです。
1階部分の床には、ゴムタイルを使用。
これは、カフェでよく使われるタイルで、
生活感をなくそうというアイデアです。
1階南側のテラス部分には、
パンチングメタルという金属製の板が設置されます。
この無数にあいた小さな穴により、
充分な日当たりと風通しを確保でき、
道路からの目隠しにもなります。
2階のリビングから吹き抜けの天井まで、
南側には全面窓ガラスが取り付けられます。
高さ5.3m、幅3.3mの巨大な窓が、
カフェのような開放感のある空間を生みます。
長井は、この大きな窓にカーテンではなく、
デザイン性のあるブラインドを付けようと考えました。
少しでも、生活感をなくそうというわけです。
玄関を入ると、まず目に飛び込んでくるのは、
カフェでよく見るゴムタイル。
値段的にはフローリングの倍。
オシャレな床に仕上がりました。
2畳のテラスは、物干し場として使い勝手は抜群。
パンチングメタルの効果で、
洗濯物はあっという間に乾きます。
半地下は、オシャレに見せるため、
あえて一部分コンクリート打ち放しのまま残しました。
8畳の寝室は、トップライトの効果もあり、
半地下とは思えないほどの明るさ。
誠さんの書斎にも光が降り注ぎ、
もう湿気に悩まされることはありません。
2階は、無駄を一切排除した
14畳のリビングが広がります。
3階まで達する高い吹き抜けが、
まるでカフェのようなリラックス空間を演出します。
清潔感溢れるブラインドは、長井がセレクトしたもの。
5枚に1枚、柄物を入れることで、アクセントをつけました。
3階は、なんと14畳もある子供部屋。
トップライトとともに、南側に大きな開口を設け、
いつもポカポカした明るい空間となりました。
狭小の地に家族の思いが花咲きました。
夢の空間にたくさんの思い出を刻んでくださいね!
誠さん、麻里子さん、百花ちゃん、
本当におめでとうございます!