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池田邸は こちら!

冨永 央星さん

陽子さん
 
続いての物語は、千葉県松戸市から。施主は、小学校の図工の先生・冨永央星さんです。現在は、専業主婦の陽子さん、3歳の渚月ちゃんの3人で、賃貸マンションの生活を送っています。しかし、陽子さんのお父さんが亡くなり、実家で暮らすお母さんとお姉さんのことが気にかかります。そこで、実家を2世帯に新築して、一緒に住むことにしたのです。そんな陽子さんの実家は、千葉県柏市。37年前に陽子さんのお父さんが建てたもので、見晴らしも良く、日当たり抜群の高台にあります。冨永さんが希望するのは、バリアフリーで自然素材を使った完全分離の2世帯住宅。しかし、市役所から家を建てることはできないとの通達が入ります。その原因は、崖となっている西側の壁にありました。長い年月の間に、家の重みで壁に負担がかかり、亀裂が入っていたのです。果たして、この難題を乗り越え、家族の思いの詰まった、夢の2世帯住宅は完成するのでしょうか!
完全分離2世帯住宅
自然素材を使った家
バリアフリーを考慮した家
建築予算  3400万円
敷地面積  293㎡(91坪)
建ぺい率 60%
容積率  160%
 
冨永さん一家の夢を叶えるのは、建築家・慎蒼樹、37歳。 実は、央星さんと慎は、大学時代のアメリカンフットボールのチームメイトなのです。 独立して手掛けた住宅は、まだ3軒ですが、青春をともに過ごした信頼できる友人に、 設計を依頼したのです。
そんな親友によるプランがこちら! 1階は、14畳のLDKとお母さんとお姉さんの部屋がそれぞれ8畳づつ。 2階は、冨永さん家族のスペースで、16畳の広くて使いやすいLDKが設けられます。
 
     
 
解体作業は無事終了。
まずは、懸案だった壁の補修工事からです。
上半分の壁を崩し、
低くなった壁をコンクリートで固めて補強します。
これで、安心して家を建てることができます。
棟上げも無事終わり、
次第に夢がカタチとなっていきます。
続いては、床材の張り付け作業です。
お母さんが住む1階は、将来の車椅子も視野に入れ、
バリアフリーの全面フローリングに仕上げます。
完全分離型2世帯住宅の冨永邸では、
1階と2階、それぞれにお風呂を設置。
1階のお風呂には、お母さんのことを配慮し、
手すりをつけます。
サッシが取り付けられ、リビング全体に奥行きが出て、
央星さんも納得の仕上がりとなりました。
コストダウンとして、壁塗りは自分たちで行います。
央星さんの学生時代の友人や同僚の先生、
さらにお父さんまで参加してくれました。
いよいよバルコニーの取り付け工事です。
リビングの床と同じ高さにすることで、
バルコニーとリビングが一体化。
リビングと合わせれば、
なんと30畳もの広さになります。。
1階の扉は、お母さんの将来のため、
車いすでもドアが開けやすいように、
全て引き戸にしました。
冨永邸の顔ともいえる木製のルーバーも取り付けられ、
ついに完成 です!
1階には、14畳のリビングが広がります。
リビングをより広く感じられるよう、
キッチンは壁際に配置されました。
冨永夫妻の住む2階への入り口は、
日本家屋の土間をイメージしてつくられました。
広々とした16畳のリビングダイニングは、
2方向に取り付けられた大きな窓により、
絶えず光があふれ、明るく快適な空間となりました。
バルコニーは、家族の憩いの場所。
ルーバーに守られ、人目を気にすることなく、
くつろぐことができます。
2階のキッチンは対面式。
天井が高いこともあり、物を置いても狭く感じません。
収納は十二分の容量で、使い勝手もよさようです。
キッチンの横には、子供が遊ぶためのスペースを
設けました。
これなら、陽子さんも安心して料理を作ることができます。
そして、なんと本棚がロフトへのハシゴ代わりになっており、
子供が大きくなったら大活躍しそうです。
夫婦の寝室は8畳間。
畳を敷いて落ち着いた雰囲気に仕上がりました。
さらに、この部屋のロフトは央星さんの書斎として
活用されます。
清潔感溢れる洗面台には、見事な1枚板を使用しました。
オシャレなスツールは、
慎先生からの新築祝いプレゼントです。
思わぬ問題にぶつかり、一時はドリームハウスの夢も
消えかけた冨永さん一家。
それを乗り切るきっかけになったのは、
男同士の友情でした。
冨永さん、本当におめでとうございます!