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入江邸は こちら!
 
建築予算 2700万円
敷地面積 545㎡(165坪)
建ぺい率 40%
容積率  80%
 
施主の夢を実現する土地は山の頂上。
海の景色を眺めるため165坪の山頂を2700万円で購入しました。
ところが、土地というより自然溢れる森といったこの土地、家を建てる為には、
まず更地にしなければいけません。
そこで施主自身がその森を、およそ10ヶ月間にわたる孤軍奮闘の末、
家を建てられるまでの更地に整えました。
しかし、そこは山頂の崖地。しかも、最大傾斜角度は40度!
整地できたのは、山頂のわずか9坪しかなかったのです。
残りのおよそ150坪あまりはタダの山!
さらに、希望する海を見渡せるはずが、ほとんど見えません!
この難物件に挑むのが葉山の景色を生かした家造りをする、建築家・下平万里夫。
海の見えない土地をどのように変えるのでしょうか!?
下平はなんと、海が見えるポイントまで床を延ばすという、木造2階建てのプランを提案。
宙に浮かぶ3面ガラス張りのスペースは、絶景のパノラマリビング!
形状が特殊であるため本来は9坪の家しか建てられない土地を、鉄骨を使うことで、その建築面積を39坪までに広げることに成功し、海が見えるという施主の希望を叶えます。
一体、どんなドリームハウスが完成するのでしょうか?
 
整えた更地がいよいよ着工!
気になるのが土地の先端に開けられた謎の穴!
これは、一体何でしょうか!?
宙に浮かぶ床の重量を支えるため、堅い岩盤が出るまで深さ1.8mも掘り下げたのです。
なんと基礎は最大高さ3・5メートル。
伸びた床の重量で建物が傾かないために、重しの役割を果たします。
普通住宅には使わない1メートルにも及ぶボルトを、基礎に埋め込んでいきます。
基礎が巨大なため、コンクリートも大量に流し込まれます。
まるでビル工事を見ているようです。
一度、削り取った残土を基礎の中に埋め戻していく作業が行われます。
このように基礎の重量を増やすことで、鉄骨を更に支えます。
錆びないように亜鉛メッキで加工された長さ10メートル重さ2トンの巨大な鉄骨が取り付けられます。
これは海の眺望を実現するためのリビングを支える、14本もの鉄骨。
広いリビング空間を実現するため、柱を太くするのではなく、鉄板を木でサンドイッチすることで細くて強い柱を造ります。
大人8人がかりで、1枚110キロもの巨大ガラスを18枚もはめ込んでいきます。
リビングの周りにコンクリートがまたまた流されていきます。それは、絶景をさらに美しく見せる秘策だったのです。
施主が仕事の合間を縫って地道に作業を続けるウッドデッキ。
完成が待ち遠いしいです。
 
着工からおよそ1年。
山の頂にドリームハウスが姿をあらわしました。
たった一人で作りあげた全長38メートルのウッドデッキ。
まるで急斜面とは思えない緩やかな階段が、訪れる人を迎えてくれます。
まるで自然の中に飛び込んだかのような、開放感溢れる20畳のLDKが広がります。
なんと言っても、リビングから見える最大のごちそうは、湘南の青い海を一望できる、この眺め。
奇跡の眺望に一役かっているのは、この頑丈な細い柱。
なんと、リビングの周りには水盤が設けられました。
景色が水面に映り、ゆらゆらと揺れる自然の芸術であります。
そして、リビングの横には8畳のバルコニー。
水盤に囲まれアジアンリゾートのようです。
バルコニーからつながるものは…なんと、お風呂。
扉を開けると半露天風呂。
リゾートホテルのようなお風呂に毎日入れるなんて幸せです。
宙に浮いたリビングの下のスペースには雨を気にすることなくアウトドアを楽しめる大人の隠れ家を実現。
たくさんの人々と施主の努力によって永遠の理想郷へと変貌し ました。
ドリームハウスの完成!おめでとうございます。