バックナンバー 前回の放送 建築家データベース 前回の建築家 トップページへ戻る

田村利春さん・澄子さん
 
今回の舞台は千葉県千葉市。大網駅から徒歩20分。
定年退職後の田舎暮らしに憧れる田村さん夫妻は、
趣味の庭いじりを楽しむため、“古民家風の家と庭が融合した家作り”に挑みます。
購入した土地は格安の1050万円で手に入れた、なんと800坪もの広大な山。
自然を生かしながら更地にするため、田村さん夫婦と知り合いで木の伐採を行いました。
* 古民家風の平屋建て
*
広い土間と軒下
*
茅葺きの門
建築予算 2409万円
敷地面積  2650㎡(800坪)
建ぺい率 60%
容積率  200%

但し、住宅建築面積は81坪の制限有り
 

この自然溢れる土地に挑むのが、
木の風合いを生かした和風建築を得意とする建築家・藤本幸充。
彼が提案したプランは、広い敷地の利点を生かした和風の大きな屋根の平屋の家。
一体、どんなドリームハウスが完成するのでしょうか?
 
 
いよいよ着工です。
使用する木材にもこだわり、水に強く、構造材にも最適な山武杉を使用します。
工務店では、
材木の削りだし作業が全て手作業で進められ、
伝統的な複雑な継ぎ手が次々と作られていきます。
400本にもおよぶ材木の全ての加工が終わるまで、
約2ヶ月もかかります。
次々と組みあがっていく複雑な接合部分。
これは三方差し。
通し梁に使うのはなんと12mの松材!
施主が熱望した茅葺きの門。
今では少なくなってしまった職人さんの腕が冴え渡ります。
 
着工からおよそ1年半。
のどかな田園地帯にドリームハウスが姿をあらわしました。
職人の技が光る施主こだわりの茅葺きの門が、
訪れる人をあたたかく迎えてくれます。
茅葺きの門をくぐると、玄関までのゆったりとしたスペース。
ここにもご主人のこだわりの紅葉が植えられています。
玄関を開けると、そこには今ではなつかしい土間が出現。
庭に繋がる窓を開け放てば、
風通しのよい開放的な空間となります。
ご近所の人が気軽に訪ねて来やすい一方、
土間が生活空間と外との仕切りの役割することで、
プライバシーも保つことが出来るのです。
天井が高く開放的で、
漆喰とベンガラの色合いがモダンなリビングが完成しました。
寝室は、木の質感を生かし、落ち着いた雰囲気です。
客間は、田村邸唯一の和室。
低い位置に設けた窓から心地良い風が吹き抜けます。
そして施主こだわりの“雑草感漂う”庭。
作りこんだ雰囲気ではなく、自然の風合いを生かした庭は、
周囲の風景と見事に調和し、ただ眺めているだけで
ゆったりとした気分にさせてくれます。
施主の夢がたくさんつまった田村邸。
ドリームハウスの完成!おめでとうございます。