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本郷孝佳さん

 
 
 

今回の舞台は東京都練馬区。施主の本郷さんは、都内の翻訳関係の会社に勤めるサラリーマン。40歳独身だが、将来は奥さんと子供が二人ぐらいは欲しいという。そんな家族4人くらいで住める家を希望し、今回の家作りを決意しました。建築予定地は、敷地面積15坪。ただし建蔽率が50%のため、わずか約7坪しか家が建てられません。そんな狭小地ながら、本郷さんは無謀にも「4LDK」くらいの間取りは欲しいといいます。さらに、西側を除く三方向を建物に囲まれているため、日当たりが望めません。この悪条件を克服して将来の家族の為の素敵な家作りを目指します。

* 4LDKの間取り
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用途の自由な部屋
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ホームシアター

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日当たりの良い家
建築予算  2500万円
敷地面積  50㎡(15坪)
建ぺい率  50%
容積率   100%
 

建築家・瀬野和広の提案したプランは、施主の希望の4LDKどころか、なんと、7つのスペース、つまり6LDKのようなプラン。スペースを確保するため、容積率に含まれない地下を作ります。地上2階、地下1階ながら、ただの3層構造ではありません。そこは、様々なスペースが複雑に段違いに配置された「スキップフロア」構造で、その床面積はなんと実質24坪!!たった7坪の建物を有効に活用し、色々な用途に使いまわせる「広く使える家」となります。さらに、日当たりの良い家にするために、階段を上手に使ったアイデアを活用。驚くべきテクニックで、地下にまで光が差し込みます。一体、どんなドリームハウスが完成するのでしょうか?

 

まずは地下スペースを作るための掘削作業から。
2m80cmまで掘らなくてはならない為、深さ1m以降は 鉄骨で補強して作業を進めます。 作業終了までにはなんと、およそ半月もかかりました。

わずか7坪の家ながら、大工さんの手によって複雑な継ぎ手が次々と作られていきます。

複雑な木組みや長さ7mの梁に大工さんも悪戦苦闘。
ようやく上棟終了です。

鉄骨の階段は、明るさを確保する為の秘策。

屋根の断熱材貼りや、サッシの取り付けも終わり、
樺桜の床材も張られました。いよいよ完成間近です。

 

練馬区の住宅地に、7坪とは思えない存在感たっぷりの
ドリームハウスが姿をあらわしました。
駐車スペースもしっかり確保しています。

明るい玄関を入ると、開放感のある階段スペース。
心配だった採光もバッチリです。

光溢れる2階にはLDKと3畳の座敷、容積率に含まれないロフトがあり、更に、施主自らがこだわって選んだ機能的なキッチンが取り付けられました。

LDKから続くバルコニーは、5.7畳もあり、色々な使い方を楽しめそうです。



容積率に含まれない地下は施主念願のホームシアターとなり、その横には大容量のウォークインクロゼットが作られました。

地下室と1階の間には寝室があります。

寝室の上には、容積率に含まれないロフトが作られ、書斎ができました。狭いながら、隠れ家風の落ち着くスペースです。


未来の家族への思いがいっぱいつまった本郷邸。
ドリームハウスの完成!おめでとうございます。