中村さんは現在、親世帯の家の隣の建物に兄弟夫婦4人で住んでいますが、そこは 借家でもあり、弟夫婦に子供が生まれるタイミングだったため、家族みんなで暮らせる家を作ろうと家作りを始めました。 中村さんが購入した土地は、山の一部で、傾斜地であり、人の気配が少ない場所を探していた中村さんにとって希望通りの場所でした。しかしその土地は、傾斜40度、高低差10mで、大型の重機が一台入るのがギリギリの場所。10センチずれたら即大事故という状況下での作業となります。そんな困難な土地で、3世帯が仲良く暮らせる家作りを目指します。
敷地面積 332u(100坪) 建ぺい率 40% 容積率 80%
そんな島田さんの夢を形にするのが建築家・長岡勉と田中正洋、そして構造家の横尾真。 この困難な傾斜地に挑む建築家が水口裕之。室内に自然を取り込む、大胆でモダンな家を得意とする建築家です。 水口が提案したプランは、建物自体が傾斜地からせり出 すように配置された木造二階建て。家の中には、各世帯 がプライベート空間を持てるように、それぞれにリビングダイニング、キッチン、バス、トイレ、寝室が設けられます。 一体、どんなドリームハウスが完成するのでしょうか?
いよいよ着工です。崖地のため大規模で困難な工事になりそうです。
雨で一部が崩れるというアクシデントを乗り越え、着工から2ヶ月でようやく地盤改良工事が完了しました。
基礎工事が進むにつれ、その基礎の大きさが見えてきました。使われるコンクリートの量はなんと3t!
上棟が完了しました。
家具職人の施主自ら壁を仕上げていきます。他にも、随所に施主のこだわりが満載です。 高所での危険なバルコニー工事も無事に終わり、キッチンや 薪ストーブなどが搬入され、いよいよ完成間近です。
江ノ島を望む鎌倉の高台に、モダンな外観のドリームハウスが姿をあらわしました。
施主世帯の玄関は道路に面した2Fにあります。広々とした玄関を抜けると、開放感のあるLDKが現れます。絶景を望む大開口の反対側には、キッチンと、大容量のパン トリーが作られました。薪ストーブも存在感大!
施主世帯の廊下は施主が自ら選んだ大谷石を使用。京都の路地のような雰囲気が漂います。
廊下の左側には子供部屋と和室。和室は寝室兼書斎スペースで、書斎スペースの一枚板も、施主がこだわって選んだものです。
玄関を出て、弟世帯の空間へ。生えていた木をそのまま生かした中庭は、弟世帯への採光に大きな役割を果たしています。
1Fの弟世帯LDKからも景色を楽しむことができます。
弟世帯の子供部屋の上には書斎が作られ、隠れ家的な 落ち着けるスペースとなりました。
1Fの親世帯LDKからも、もちろん絶景を望むことができ、同じ1Fにある弟世帯のLDKとは、バルコニーでつながっています。鏡を壁面に貼ったため、部屋が2倍の広さに感じられます。
1F親世帯の浴室は、お父さんの一番お気に入りの空間。毎日、露天風呂気分が味わえます。
3世帯が程良い距離を保ちながら仲良く生活する、という願いが見事に叶えられた中村邸。ドリームハウスの完成!おめでとうございます。